自動車業界の軽量級スター2社がお届けする重量級(?)の嬉しいニュース。アルピーヌとロータスが電気自動車での協業を行うことになった。もちろん、最初はサンドボックス状態でのスタートである。
具体的には、完全なEVスポーツカーの開発だ。そう、みんな、より大きな、そしてできればより軽量なサンドボックスを必要としている。
両社が署名した「覚書」には、「包括的な実現可能性」という長ーい言葉だけでなく、アルピーヌとロータスの専門知識や設備を活用して、EVスポーツカーを実現させるということが記されている。UKのトップギアのサイトによると、この新型車は2025年までに完成し、アルピーヌ A110の後継車として登場するとのこと(アルピーヌ A110の生産が終了した後)。価格はそれに応じたものになると予想される。
「我々はエキサイティングなクルマを作ることに集中します。そうすればすべてがうまくいくでしょう」とルノーのボス、ルカ・デ・メオは語った。
さらに、アルピーヌのモータースポーツプラットフォームを活用して、フォーミュラ 1からフォーミュラ Eへ、さらには耐久レースまで、両社の幅広い技術力を結集した「ジョイントサービスの提供」を模索していく。
アルピーヌのボスであるローラン ロッシは次のように述べている。「両ブランドには素晴らしい遺産があり、オーダーメイドのソリューションの開発から次世代のEVスポーツカーの開発まで、一緒に仕事を始められることをとても楽しみにしています」
「F1をビジネスの中心に据え、社内の専門知識とロータスのようなクラス最高のパートナーを活用して、最先端のパフォーマンス、テクノロジー、モータリゼーションをクルマに注入していきます」とロッシは付け加えた。
一方、ロータスのボスであるフィル ポップハムは次のように語っている。「今回のコラボレーションでグループ・ルノーに選ばれたことを誇りに思います」
「軽量化のパイオニア的な血統から、モータースポーツの舞台と同様に路上でも感動的なパフォーマンスを発揮する、チャンピオンの座が獲得できるスポーツカーに至るまで、両社には多くの共通点があります」
軽量化で有名な2社のEVスポーツカーはどれだけ軽量化されるっていうのだろうか?まさか、羽を電動化してモーター化しようとしている、だったりして…。
我々ごときのちっぽけな想像力より、もっとすごい結果が生まれそうで、楽しみだ。