ベントレー、2,600種以上の植物が植えられた50メートル四方のリビングウォール設置

植物を育てるのが好きな人は多いだろう。だが、正直、世話をするのはめんどくさい。植物からもらえる効果>めんどくささ、という人が、きちんと育てることができるが、最近ベントレーモーターズが、英国のクルー本社の生産施設に作った50メートル四方のリビンググリーンウォールなら、面倒な手間を最小限に、絶大な効果が得られそうだ。
ベントレーの主要な生産施設に設置されたこのリビングウォールは、サウスチェシャー州では初の試みで、2,600種以上の植物が植えられている。その中には28種のシダ、牧草、常緑樹が含まれているが、これらはすべて英国の地元で栽培されたもので、一年を通してウォールが成長するように選ばれている。ベントレーの無駄な水の使用を減らすというコミットメントに沿って、設置には特別な自動散水システムが組み込まれており、天候に関係なく植物に適切な量の水を供給できるようになっている。

リビングウォールの設置は、ベントレーの本社と生産施設にさまざまなメリットをもたらす。持続可能性をすべての人の思考の中心に据えるというベントレーのコミットメントを具体的に示すだけでなく、環境への影響を低減するというベントレーの目標にも貢献する。
昨年、ベントレーの工場はカーボントラスト社からカーボンニュートラル認証を受け、リビングウォールは大気中の二酸化炭素の削減にさらに貢献している。リビングウォール内の植物は、1年間で約40kgの酸素を生産するだけでなく、熱を吸収し、自然な断熱効果を提供し、VOC(揮発性有機化合物)からの有害物質やほこりをろ過するのにも役立つと期待されているのだ。
また、このリビングウォールは、地域の生物多様性への注目を高め、サポートすることにもなる。
ベントレーは現在、工場敷地の端に30万匹のフライング・ビー(蜜蜂)を巣箱で飼育し、敷地周辺に1,000本以上の花を植え、養蜂活動をサポートしている。

製造部門の取締役会メンバーであるピーター ボッシュは次のように述べている。
「ベントレーでは、持続可能なラグジュアリーモビリティの提供と、事業活動による環境への影響の低減に注力しています」
「最も目立ち、人通りの多い当社の主要生産施設の側面にリビングウォールを設置することで、当社の従業員、顧客、そしてすべての訪問者に、持続可能性(サステイナビリティ)がここクルーでのすべての業務の中心にあることを思い起こしていただくことができます」

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