ホンダ NSX新旧比較:アイルトン セナが開発に加わったNSXの進化とは

 

内装はというと、90年代前半のタイムカプセルに滑り込むかのようである。ふっくらとしたレイジーボーイのレザーシートとテープデッキを完備し、シフトレバーも完璧に機能しているが、当時のファミリーカーのセダンと同様に、派手さは全くない。視界は抜群に広い(低いショルダーラインに感謝しよう)。そういった特徴は、このクルマが乾いた晴れの日曜日に納屋に閉じ込められることなく、デイリーユース向けであることの証拠でもある。
G280 EJHのナンバーの初代は、NSXのオリジナルに近い。まさにこのクルマは、イギリスに2番目に届いたクルマであり、セナがイギリスを訪れた時に彼が運転したクルマでもある。255psの3.0L V6エンジン(1997年に3.2L 280psにアップグレードされた)を搭載しているが、標準の6速マニュアル車よりも、4速の「Fマチック」のATが見事に足枷となっている。明るい面はと言えば、その赤いペイント、黒いホイール、V6エンジンとオートマチックのおかげで、今回集められた2台のクルマのスペックは全く同じであったこと。もちろんわざと言っているんだよ。

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2020/07/23790/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ピックアップ

トップギア・ジャパン 060

アーカイブ