ホンダ NSX新旧比較:アイルトン セナが開発に加わったNSXの進化とは

NSXとアイルトン セナのように、ある名前と密接に絡んだクルマは他にあっただろうか。マクラーレン F1とゴードン マレー?それもアリ。モデル Tとヘンリー フォード?面白い見解だね。Mr.ビーンとミニ?却下。驚くべきことに、セナがNSXに乗り込むのは、土壇場で決まったことだった。89年のシカゴモーターショーで販売モデルが披露された後のことだったが、彼からの乗り心地やハンドリングへの指摘(中でも彼はサスペンションを50%硬くするようリクエストした)は、ホンダのオールアルミボディ製ミッドシップエンジン搭載のスーパーカーに魔法の粉をふりかけるのに十分であり、その魔法はいまだ解けていない。
ホンダは何事にも時間をかけることで知られている。特に速いクルマに対してはそうであり、設立されてから38年程度経ってから、ホンダはNSXの名をもつに値する後継モデルを作り上げた。と言ってその間、暇をぶっこいてたわけではない。初代NSXが生産終了となる2年前の2003年、ホンダはNSXの代わりを登場させて我々をからかったのだ。HSCという名のクルマで、単純にNSXと同様に自然吸気V6ミッドシップエンジンを搭載していたが、よりパワフルでよりエッジが効き、手入れの行き届いたアルミのスーツを纏っていた。

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