東京オートサロン 2020はかつてないほどワイルドだった

 

新型コロナウイルスによって、ジュネーブショーをはじめ、次々と自動車のショーやイベントが中止や延期となっている。ということで、ちょっとモーターショー熱不足のみなさんに向けて、トップギアがUKから取材に訪れた、東京オートサロン 2020の記事をお届けしよう。オートサロンは、毎年パワーアップしており、海外のメディアから注目度が高いというのも頷ける。
SEMAはアメリカで開催される一枚岩的なコンベンションで、そこでは偉い人や善良な人、そして不正な金を洗い流してしまおうとする人々によって、世界に向けて改造車が展示されている。一方、毎年1月には、日本でも同じイベントが行われている。東京オートサロンと呼ばれるその展示会はSEMAと似たようなものなのだが…。酸素タンクを後ろに積んだ電気スクーターで、展示フロアを見て回っている人が少ない代わりに、大勢のオタク写真家たちが、刺激的なコスチュームに身を包んだブースのお姉さんたちを、強烈なフラッシュで容赦なく撃ち殺し、「お楽しみの時間」用にメモリーカードに記録していっている。なんとおぞましい。

そうは言っても、ここにあるクルマがかなりワイルドであることは否定できない。実際、オートサロンの展示車はアメリカ人が作るものよりも、恐らく少しイカれたものだろう。というのも、社会的に容認できるものと、本当にイカれたものとの境界が曖昧になりつつある日本人の手によって生み出されたものだからだ。しかし彼らの創造性と狂気を責めることはできない。クリックして改造されたGTR、ジムニーや新旧全種のスープラといった、いろんなクルマを見てみようじゃないか。そうそう、上にある写真もそうだった。アフターバーナーとエグゾーストをつけたクルマのことね。これでもかってくらいエグゾーストがついてる。でも、この先はアブナイよ、と、先に警告しておくよ。

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