アウディ Q4 スポーツバック eトロン コンセプトが2021年から生産開始

日本では昨日Q3のニュースがあったばかりだが、本国で、アウディ Q4 スポーツバック eトロン コンセプトが発表された。航続距離はクワトロが450km、後輪駆動が500kmと、必要十二分。このクルマは、技術面では2019年のジュネーブモーターショーで公開されたアウディ初のコンパクト電動SUV、アウディ Q4 eトロン コンセプトをベースにしているが、デザインの観点から見ると、まったく独自のキャラクターを持っている。Q4のSUVクーペ版となるアウディ Q4 スポーツバック eトロンは、2021年から生産が開始される。
アウディは、2018年9月に電気自動車のSUVモデル、アウディ eトロンを世界初公開して、電動化攻勢を開始した。2025年までに、アウディは全世界の主要な市場において、20以上の電気自動車を発売して、電動化モデルの販売台数を全体の約40%にすることを目指している。電動化ラインナップにおけるSUVには、eトロン及びeトロン スポーツバックが含まれる。さらに、アバントやスポーツバックといった、従来型のボディを備えたモデルも導入される。今後のラインナップは、コンパクトクラスからラグジュアリークラスに至るまで、あらゆる市場セグメントを網羅する予定となっており、かなり意欲的である。
Q4 e-tronは、多目的で頑丈な、オフロード指向の典型的なSUVですが、Q4 Sportback e-tronは、クーペを連想させるダイナミックでエレガントなスタイルを備えています。2つのQ4モデルの寸法はほぼ同じですが、Sportbackの全長は4.60mで1cm長く、全高は1.60mで1cm低くなっています。全幅は1.90m、ホイールベースは2.77mで、まったく同じです。

今回の2つのコンセプトカーは、今後の量産モデルに導入されるトップクラスの電気駆動システムを先取りして搭載し、同じ駆動テクノロジーを搭載している。アウディ Q4 eトロン及びQ4 スポーツバック eトロン コンセプトは、225kWのシステム出力を発生し、2基の電気モーターによって駆動される。アウディの他のモデルと同様、駆動力はクワトロ フルタイム4輪駆動システムを介して路面へと伝達される。その優れたトラクションにより、Q4の両バージョンは0-100km/hを6.3秒で加速する。最高速度は、電子的に180km/hに制限されている。

82kWhの大容量バッテリーは、前後アクスル間のフロア下のほぼ全てのスペースを占めている。WLTPサイクルで450kmを超える航続距離(欧州計測値)は、このクラスのベンチマークを打ち立てている。Q4には上位モデルのクワトロに加えて後輪駆動バージョンもあり、こちらはWLTPサイクルで500kmを超える航続距離(欧州計測値)を誇る。また、アウディ Q4 eトロン コンセプトは、モジュラー エレクトリフィケーション プラットフォーム(MEB)をベースにしている。MEBは、コンパクトクラスからアッパーミドルクラスに至るまで、将来的にフォルクスワーゲングループが製造する数多くの電気自動車に採用される予定だ。グループ内でも最先端をひた走るアウディの電動化プロジェクトに、注目したい。

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