まだまだ感染に注意が必要ではあるが、夏の足音が聞こえてきた中、ホンダのFREED Modulo X(フリード モデューロ エックス)がマイナーモデルチェンジされた。今回は、1.5L 直噴DOHC i-VTEC(CVT)と1.5L アトキンソンDOHC i-VTEC+i-DCD(7速DCT)のハイブリッドがそれぞれ2モデルずつ合計4モデルがラインナップされている。価格は2,950,200-3,278,000円だ。
なお、ホンダのModulo X(モデューロ エックス)シリーズとは、専用のカスタマイズパーツを量産工程で装着し、販売するコンプリートカーブランドで、これまでにさまざまなコンプリートカーが発売されている。
今回のキモはエアロ。モデューロX開発チームが“実効空力デバイス”と呼ぶ3つのエアロフィンを設けることで、走行性能の向上を追求したという。“実効空力”とは、日常の速度域でも体感できる空力効果のことで、Modulo Xシリーズの開発キーワードとして掲げられているものだ。具体的には、バンパー側面には旋回性の向上を狙った“エアロフィン”、下面には直進安定性向上を狙った“エアロスロープ”と乗り心地の向上を狙った“エアロボトムフィン”が設置され、ドライバーにとっても、また同乗者にとっても気持ちの良い走りが体感できるものとなっている。
そのほか、エクステリアでは、新設計の専用フロントエアロバンパーや専用フロントグリル、専用LEDフォグライトで存在感を演出。また、インテリアでは、シート表皮をプライムスムース×スエード調のコンビシートにすることで質感の向上とともに体の滑りを抑制。ブラック基調のインテリアカラーと合わせて特別感を演出している。
人気車種フリードゆえに、道で人とかぶる確率も高くなるもの。ここはひと味違うモデューロXで、嫌味のない質感をアピールするのも良いだろう。