ブラックに包まれた007仕様のトライアンフ スクランブラーは限定250台

もしかして、いま、♪デンデケデンデーン デデデ…♬とジェームズ・ボンドのテーマ曲を鼻歌で歌いながら、鏡に向かい、銃の形をした指を向けて、部屋の中をウロウロしてる?それなら、あなたは007ファンに違いない。そんなあなたに、トライアンフの新しいおもちゃ、スクランブラー 1200 ボンドエディションをご紹介しよう。
これは、イギリスのトライアンフのレトロなアドベンチャーバイクの新しい特別仕様で、ボンドにちなんで作られたもの。公開は11月に延期となったが、第25作目のジェームズ・ボンド映画『ノータイム・トゥ・ダイ』でボンドがトライアンフに乗る(ていうか、かなり大きなジャンプをして悪役を追い払う)から。この映画を本当に楽しみにしている人は、きっと他にもいるはずだよね?だって、ボンドカー特集の「トップギア・ジャパン 035号」も、とても好評だったもの。
いずれにしても、この限定2輪車は250台しか生産されないので、レアなものになるだろう。しかし、もしこの先街で1台を見かけたとしても、見つけるのは難しいことではない。ボンド仕様であることがわかるように、多くの007要素が追加されているからだ。もちろん、劇中でボンドが駆るバイクをイメージした「007」専用ボディカラーのブラックを採用しているが、レーダーの目立たないように、ブラックアルマイト仕上げのリアマッドガードとハイレベルフロントマッドガード、フォーク、スイングアーム、サンプガード、グラブレールなど、すべてのパーツがブラックアウトされている。しかし、細部にはゴールドのハイライトが施され、高級感を演出している。こりゃ、気に入ったね。きっと、ボンドもそうだろう。なんせ彼は、上品で洗練された男で、トップギアと同じだからね。コホン。
パブの駐車場にいる誰もが、乗ってきたあなたが、疑似シークレットエージェントであることだと気づけるように、007のサインもたくさんある。エキゾーストナンバーボード、サイドパネル、レザーシートの刺繍、そしてTFTスクリーンをオンにした時のサインなどが目を引く。残念なことに、ボンドのテーマ曲は、吹き出してこないけれど。しかし、新しいフォグランプ(ユニークな黒いシュラウド付き)、ステンレス製のヘッドライトグリル、機械加工されたフロントブレーキリザーバー、カーボン製エンドキャップ付きのアローエキゾーストなどがある。
それ以外は、いつも通りのトライアンフクオリティだ。スクランブラー 1200はちょっとした武器だからね。1200ccの水冷ボンネビルツインを、特注のスクランブラーチューンで仕上げている。90psと110Nmのトルクということになる。4輪駆動に比べれば大したことないように聞こえるかもしれないけど、レンジローバーのシートと同じくらいの重さがあることは覚えておいてね。
ダニエル クレイグのようにジャンプしてみたいと思ったら、250mmのホイールトラベルを持つピギーバック・リザーバーを備えた、オーリンズ製のツインスプリング式リアサスペンションをフルアジャスタブルで装着しているので、スーパーに行く途中で、フルセンドできちゃう。幸いなことに、臆病風が出た場合は、停止させるための頑丈なブレンボ製のブレーキもあるので、ご安心を。
この特別モデルは、2,590,000円で、それは通常のスクランブラー 1200 XEよりも50万円以上高額だ。それでも、ボンドカーを運転していると言えるから、アストンマーティンを買うよりはずっと安いハズ。

https://www.triumphmotorcycles.jp

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