ベントレー ベンテイガ、パイクスピークで量産SUVの新記録達成、記念限定モデルも

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ベンテイガ、パイクスピークの限定モデルも

パイクス・ピーク国際ヒルクライム・レースで、ベントレーベンテイガが量産SUVとして驚異的な新記録を達成した。過去2回の優勝経験を持つニュージーランド出身のリース・ミレンがドライブするベンテイガは、全長12.42マイル(約20キロメートル)のコースを、平均時速66.5マイル(107.0キロ)で走り抜け、前回の記録を2分近く短縮する10分49.9秒でフィニッシュした。

パイクスピークで、ベンテイガが10分49.9秒を記録

パイクスピークで、ベンテイガが10分49.9秒を記録

リース ミレン

最高出力608ps、最大トルク900Nmを発生するW12エンジンを搭載し、アダプティブ・エア・サスペンション、アクティブ・エレクトリック48Vアンチロール・コントロール、およびカーボン・セラミック・ブレーキというユニークな組み合わせを採用するベンテイガは、標高約5千フィート(1,524メートル)、合計156のコーナーを有するこの山岳レースで驚くべきベンチマークを達成した。

パイクスピークで、ベンテイガが10分49.9秒を記録パイクスピークで、ベンテイガが10分49.9秒を記録

ベントレーでセールス&マーケティング担当役員を務めるクリス・クラフトは、次のようにコメントした。「この記録はベンテイガの圧倒的な運動能力を証明しており、ベントレー・モーターズが最高峰のラグジュアリーと息を呑むパフォーマンスを組み合わせることのできる世界で唯一の自動車会社であることを改めて実証してくれました。ベントレー・モータースポーツの皆さん、そしてリース・ミレンと彼のチームの皆さん、優勝おめでとうございます」

リース・ミレンは、レース後に次のようにコメントした。「まったく、なんてマシンだ!最小限の改造を施しただけのラグジュアリーSUVが、このコースを11分以内で走り切ってしまうなんて、このベンテイガのパフォーマンスと技術レベルの偉大さの証明と言えるだろう。実に凄い走りだった。マシンは私に目いっぱい攻める自信を与えてくれ、ここまで一気に走り抜けてくれました。私は、ベントレーとこのプロジェクトに携わってくれているすべての人達と共に、このSUVの新記録を達成できたことをとても嬉しく思います」

パイクスピークで、ベンテイガが10分49.9秒を記録

パイクス・ピークのマシンは、ルールに則って標準仕様のベンテイガに対して必要最低限の変更を行っている。フロント・シートをレース仕様に交換してリア・シートは取り去り、ロールケージと消火システムを取り付けた。タイヤはピレリのDOTコード適応のものを選択し、量産仕様のアクラポビッチ・スポーツ・エクゾースト・システムを装着している。これ以外はすべて標準仕様のベンテイガで、オール・ブラック・クロームおよびカーボン・ファイバー・ボディ・キットをアクセントにしたベントレー・ブラック仕様を装備し、目を引くラジウム・サテン塗装仕上げとなっている。

パイクス・ピーク・ベンテイガ。日本の導入は未定

この新記録の樹立を記念して、ベントレーは新たにリミテッド・エディションのベンテイガを、わずか10台の限定生産モデルとして発売することを発表した。ベンテイガW12の偉業を称えるために製造されるこの「パイクス・ピーク・ベンテイガ」は、ベントレーの特別注文およびコーチビルディングを担当するマリナー部門で、入念に、手作りで製作される。なお、日本導入は未定だという。

パイクスピークで、ベンテイガが10分49.9秒を記録パイクス・ピーク・ベンテイガには、目を引く装備品が数多く装備される。エクステリアはディープ・ベルーガ・ブラック塗装、または印象的なラジウム塗装を用意し、ベルーガにラジウムのアクセントを施したツートン仕上げの22インチ・ビスポーク・ホイールを装着している。また、エクステリアのすべてのクローム・パーツをグロス・ブラック・コンポーネントに置き換え、カーボン・ファイバー製のスプリッター、サイド・スカート、ディフューザー、リア・スポイラーを追加したブラック仕様を標準装備。また、パイクス・ピークをデザインした控えめなロゴがフロント・フェンダーを飾っている。インテリアでは、ベルーガ・レザー製のキー・ライム・アクセントにアルカンターラのインサートが組み合わされたマリナー・デザイン・カラー・スプリットがシートとドアを飾っている。またステアリング・ホイールとギヤ・レバーにもアルカンターラ・トリムが装着されており、ヘッド・ライニングはテクニカルなイメージのエリアーデ・クロスを採用した。カーボン・ファイバー製フェイシア・パネルには、Pikes Peakのロゴとナンバリング、さらにパイクス・ピークの航跡イラストがあしらわれている。

さらにパイクス・ピーク・ベンテイガには、新記録を樹立したレーシング・カーと同じエンジンおよびサスペンション・システムが搭載されている。ベントレーの象徴ともいえる、排気量6.0リッター・ツインターボW12エンジンは、常時四輪駆動システムとZF製8速オートマチック・トランスミッションを通じて608ps/900Nmのパワーを供給する。アダプティブ・エア・サスペンションとベントレー独自の世界初の48V電動アクティブ・アンチロール・コントロール・システム(ベントレー・ダイナミック・ライド)は、洗練された乗り心地と最適なボディ・コントロールの完璧なバランスだ。そしてベンテイガ・スポーツ・エクゾースト・システムとツーリング仕様パッケージが、このリミテッド・エディションを締めくくっている。「パイクス・ピーク・ベンテイガ」は、米国および欧州で、8月から注文受付を開始する。

なお、現在発売中のトップギア・ジャパン018号では、このベントレー ベンテイガのハイブリッドと、ベントレーの電動化戦略について、いち早く取り上げている。こちらもぜひ。












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