完全電動化される第3世代「アルピーヌ A110」のデザインを示唆するフルサイズ彫刻が公開された。V字型フロントエンドやティアドロップ型キャビンなど、伝統的なプロポーションを維持しつつ、リアに2基のモーターと800Vバッテリーを搭載。オリジナルの40:60の重量配分を再現するというが、果たしてこのEVスポーツカーは「軽さ」という絶対条件を守れるのか。そのシニカルな全貌を紐解く。
7月のグッドウッド(フェスティバル・オブ・スピード)において、地味なテストミュール(※開発用テスト車両)の姿でヒルクライムを走ったのに続き、我々は第3世代となる電動アルピーヌ A110がどのような外観になるのかを知る段階へと一歩近づいた。そしてそれは……これ(上記画像)のような見た目になるだろう。どう思うだろうか?
当然ながら彫刻から分かることは限られているが、アルピーヌは、第3世代となるアルピーヌ A110が初代ベルリネッタ(Mk1)や現代のリメイク版(第2世代)のプロポーションを維持すると主張している。
また、「V字型のフロントエンド処理」や「デュアルライト・シグネチャー」を備え、「筋肉質な」ホイールアーチや「ティアドロップ(涙滴)型」のキャビンも特徴だという。バズワード(※聞こえの良い宣伝文句)のオンパレードである。フォード マスタングとアストンマーティン ヴァンテージを掛け合わせたような雰囲気を感じる者は他にいないだろうか?
アルピーヌはまた、そのシルエットが「シャークノーズのフロントエンドから低くされたリアへと続くベルトラインによって定義され、比類のない存在感とエレガンスを生み出す」と主張している。
とにかく、我々はすでに新型アルピーヌ A110が「アルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)」上に構築されることを知っている。リアアクスルには2基の電気モーターがボルトで固定され、オリジナルの40:60の重量配分を模倣するのに役立つ800Vのバッテリーが、1つではなく2つ搭載される。ただし、こいつが(オリジナルより)軽くなるとは到底思えないが…。
完成した実車がいつ見られるかについてはまだ言及がないが、この彫刻は来月(※10月)のパリモーターショーで展示され、客たちが何時間も食い入るように見つめることになるだろう。そしてその後はテート・モダン(※ロンドンの巨大な現代美術館)行きだ。おそらく。




