1800年代に設立された伝説のブランド「REO」が、テキサスのスタートアップの手によって復活を遂げようとしている。日本の軽トラックにインスパイアされたという彼らの新型ピックアップは、ラダーフレームにガソリンエンジンと6速MTを組み合わせた、まさに原点回帰の一台だ。350万円からという破格のプライスで勝負に出る「アメリ軽(Ameri-Kei)」の全貌を、英トップギアがシニカルに深掘りする。
1800年代後半、ランサム E オールズはオールズ モーター ビークル カンパニー(のちにオールズモビルとして知られるようになる会社)を設立した。不運なことに、オールズは設立から10年足らずで自身の名を冠した会社から追い出され、1905年にライバルとなるREO モーター カー カンパニーを設立した。
REO(ブラジル第2の都市[リオ]、あるいは…ええと、元イングランド代表サッカー選手のリオ フェルディナンドのように発音する)は、1915年に現代のピックアップトラックの祖先のひとつとなるモデルを発売することになる。その「スピード ワゴン」は様々な形で40年近く販売され続けたが、会社自体は1960年代後半に倒産してしまった。しかし今、それが帰ってきたのだ。
ある新しいスタートアップ企業がこの死に絶えた商標を拾い上げ、アメリカ国内で、ボディ オン フレーム(ラダーフレーム)構造、ガソリン4気筒エンジン、そして6速マニュアルギアボックスを備えた、原点回帰のピックアップトラックを製造しようと目論んでいる。
創業者兼CEOのザック デ ベルナルディは、このトラックは「日本の軽トラックのシンプルさと実用性にインスパイアされた」ものであるため、彼らが「アメリ軽(Ameri-Kei)」と呼ぶ新たなクラスに位置づけられると述べている。
もちろん、本物の軽トラックほど小さくはない。REOはまず、2ドア、2シーター、全輪駆動(AWD)、そしてスチール製のアオリ付きフラットベッド(平ボディ)を備えたシングルキャブのトラック「Runabout T4X(ランナバウト T4X)」からスタートする計画だ。そう、南米や東南アジアで販売されているトヨタ ハイラックス チャンプによく似ている。全長は4.57m、全幅と全高はともに1.88mになるようだ。
テキサス州で製造され、消費者への直販方式で21,500ドル(350万円)から販売される計画だ。今ならわずか4,000円(25ドル)で予約を入れることができるが、最終的なデザインがお披露目されるのは今年後半になる予定で、プロトタイプの生産開始は2027年まで待たねばならない。すべてが順調にいけば、最初の顧客への納車は2028年後半か2029年になるだろう。
その後、同じプラットフォームを使用した2つのボディスタイルが続く予定だ。「T4C」は5人乗りのダブルキャブ ピックアップで、延長可能なテールゲートを備える。こちらは20,5000ドル(405万円)からのスタートとなる計画だ。そして「S4C」は、横向きのジャンプシート(補助席)を備えた6人乗りのSUVで、価格は28,500ドル(460万円)となる。それぞれのインテリアは、アナログの計器類と物理ボタンで構成され、「車両診断とCarPlay(Appleのカーナビ連携機能)用の小さなスクリーンが1つあるだけ。他には何もない」という。
初期のT4Xは車重が約1,900kgで、最大積載量は544kg、牽引能力は2トンを誇る。REOはこれらの車両が80万km(50万マイル)走破できるようにしたいと考えており、「法律とサプライチェーンに変化が訪れれば」、後日他のパワートレインも追加することを約束している。
さあ、アメリカの友人たちに質問だ。こいつと、完全電動のSlate Truck(スレート トラック)、どっちを選ぶ?
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