レクサス LMの強力なライバル誕生!メルセデス新型「VLE」の超豪華な後席とやりすぎなデザインを徹底解剖

メルセデス・ベンツが、次世代の最高級フル電動ミニバン「VLE」を世界初公開した。巨大な「VAN.EA」専用プラットフォームを採用し、115kWhの大容量バッテリーによる700km以上の航続距離を誇る。さらに、後席には31.3インチの巨大8Kパノラミックスクリーンを備えるなど、まさに走るファーストクラスだ。「レクサス LM」への直接的な対抗馬となるこの豪華絢爛な電動リムジンだが、その前衛的すぎるフロントフェイスや派手なRGBライティングには、英・BBCトップギアの読者たちから容赦ない辛口コメントが殺到している。本記事では、新型VLEの驚愕スペックと海外車好きたちのリアルな反応を詳細にお届けする。

メルセデス EQV(※メルセデスの既存の電動ミニバン)は死んだ(生産終了となった)。とはいえ、ディーゼル車を本当に嫌悪している地域で高級空港タクシービジネスでも営んでいない限り、この宣言が大きな影響を与えることはほとんどないだろう。

しかし、おそらくEQVの後継車については気になるはずだ。なぜなら、メルセデス自身がこの新しいVLEを、ファミリー向けMPV(ミニバン)であり、「レジャーをアクティブに楽しむ顧客向けのフレキシブルな車」であり、同時にエグゼクティブ向けのシャトル(送迎車)でもありたいと願う「グランド リムジン」だと表現しているからだ。

では、これはいったい何なのか? そう、VLEは、今後様々な電動商用車の基盤となるメルセデスの新しい「VAN.EA」プラットフォームで構築された最初の車両なのだ。この車は車内に最大8つの座席を備え…そして、最も愛情深い母親でさえ愛するのに苦労するであろう顔(フロントマスク)を持っている。

最初は標準ホイールベース仕様(ロング仕様も後に続く)で「VLE 300」のバッジを付けて登場する。これは基本的に、前輪を駆動する276ps(272bhp)のシングルモーターを搭載していることを意味する。それをバックアップするのが巨大な115kWhのNMC(※ニッケル マンガン コバルト酸リチウムイオン)バッテリーで、700km(435マイル)以上という力強い航続距離をもたらすはずだ。「VLE 400 4MATIC」もその直後に発売される予定で、こちらはリアに搭載された2つ目のモーターが全輪駆動を提供し、406ps(400bhp)以上のパワーを発揮する。おったまげた。

さらに先の話になるが、より小型の80kWh LFP(※リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載したエントリーレベルのバリエーションも登場する予定だ。

VLE 300の800V(ボルト)システムは、300kWでの急速充電が可能であることも意味する。だから、十分な太さのホース(※大容量充電器のこと)を見つければ、わずか15分で355km(221マイル)分の航続距離を取り戻すことができる。わずか0.25という滑らかで空気抵抗の少ない空気抵抗係数(Cd値)が全体の効率に貢献しており、車高を40mm調整できるエアサスペンションも備わっている。実際、メルセデスはVLEに台所の流し台まで投げ込んだ(※「持てるものすべてをつぎ込んだ」という意味の英語の慣用句)ようで、最小回転半径をわずか5.45m(※直径10.9m)に縮小するオプションのリアホイール ステアリング(後輪操舵)まで用意されている。

あのグリルの横にあるエクステリアには、星型のデイタイム ランニング ライト(DRL)と、ヒョンデ スターリア(※韓国ヒョンデの近未来的デザインの大型ミニバン)にかなり強い類似性を持つリアエンドが含まれている。ただし、後ろには気の利いたスプリット テールゲート(上下分割式バックドア)が備わり、側面にはちゃんと開閉できる窓が付いた2つの電動スライドドアがある。

それらのスライドドアの後ろでは、後部座席で様々なシートアレンジが可能だ。なんせ、独立シートだけでも3種類も用意されているのだ。「コンフォート シート(手動)」、「プレミアム コンフォート シート(電動)」、そして「グランド コンフォート シート」であり、最後者にはワイヤレス スマートフォン充電、ランバーサポート、ふくらはぎサポート(オットマン)、マッサージ機能、さらには追加のクッションまで組み込まれている。素晴らしい。

どうやら手動調整シートには、前後に動かしたり(あるいは完全に取り外したり)しやすくするために、4つのキャスター(車輪)が内蔵されているようだ。一方、電動調整シートは、サイドパネルにある通常のシートコントロールボタンやインフォテインメントシステム、あるいはメルセデス ベンツのアプリを使って動かすことができる。そう、最近は何でもアプリがあるのだ。もちろん、物事をシンプルに保ち、人を運ぶ能力を最大限に高めるために、後ろに2つのベンチシートを置くこともできる。

後部座席の乗員には、ヘッドライナー(天井)から折りたたんで降りてくる巨大な31.3インチのパノラミックスクリーンを楽しむ喜びも与えられている。これは映画やゲームをプレイしたり、「非常に重要なビジネス会議」にダイヤルイン(接続)したりするのに使える。8メガピクセルのカメラまで付いているので、あなたが豪華なメルセデスのバンの後部座席でどれほどビジネスライクに見えるかを、他の出席者に見せつけることができるのだ。印象的なパノラミックルーフも備わっている。

フロントには、さらに多くのスクリーンがある。実際には3つだ。MBUX(※メルセデス ベンツ ユーザー エクスペリエンス)スーパースクリーンのセットアップは、ドライバーに10.25インチのメーターディスプレイと14インチのインフォテインメントスクリーンを提供する。さらに、移動中にさらに多くの映画を見るために、お揃いの14インチの助手席用スクリーンのオプションもある。

拡張現実(AR)ナビゲーションを備えたヘッドアップディスプレイ(HUD)も追加のオプションであり、メルセデスは現在、内蔵ナビゲーション体験にGoogleマップを使用している。また、ニーズに応じて3種類のセンターコンソールから選択でき、3列目のシートをすべて使用した状態でのトランクスペースは最大795リットルに達する。

もちろん、すべてのメルセデスと同様に、目まいがするほど多様なトリムレベルとオプション装備のパックが用意されており、ホイールは19インチから22インチまでの範囲で選べる。私たちは、上の写真のベージュの車が履いているあのモノブロックホイール(※ディッシュ型の一体成型風クラシックデザイン)を絶対に気に入っている。

高速道路用の半自動操舵オプションや、ドライバーがウィンカーを弾くだけで車が制御を引き継いで車線変更の操作を行ってくれるレーン チェンジ アシストも用意されている。

ということで、VLEは高級バンのゲームチェンジャーとなるだろうか? それとも、あなたはまだレクサス LM(※トヨタの高級ブランドが誇る最高級ミニバン)の方がいいだろうか? 答えは以下のコメント欄にお願いしたい。

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=海外の反応=
「航続距離やアーキテクチャは立派だけど、お願いだからどっか行ってくれない? 内装も外装も信じられないくらい下品だ。またしてもジャガイモみたいな形だし、ASUS Strix(※ゲーミングPCのブランド)のパソコンよりRGBライティング(※カラフルなLED装飾)がピカピカしてる。こんなの、洗練された威厳ある大人のためのラグジュアリーな移動空間じゃない」
「↑背もたれの周りにRGBストリップ? 何の役に立つんだよ? そんな無意味なものより、せめて展開式の読書灯でもシートにつけろよ。アウディ A8には頭上のリアシートライトにマトリックス機能(※照射範囲を細かく制御できる機能)のオプションがあって、あれは…まあ何を照らしてたのかはよく分からないけど」
「↑ラグジュアリーを主張してるんじゃなくて、『透明なプラスチックの椅子の代わりに、分厚いクッションとレザーを置いたウォッカバー』を主張してるんだよ。パリ・ファッションウィークとサイバーパンクの両方を気取ろうとして、結局Aliexpress(※中国の激安ネット通販)で売ってる『RGB 1000+モード 屋内垂直ランプ リモコン アプリ Bluetooth 140cm 高さ スマート 簡単設定 LED 輝度調整 イェーイライト』みたいになっちゃってる」
「↑少なくとも、惜しまれずに去った前任者よりも、新しいデザインチーフに少しはセンスがあれば、フェイスリフト(マイナーチェンジ)はまともになるはずだ」
「誰か『ViLE(※卑劣な、極めて不快なという意味の英単語。VLEにかけた皮肉)』って言った?」
「メルセデスは、BMWが持つ『ハダカデバネズミのそっくりさん』の絶対王座を本気で奪いにいってるな」
「中国が車のパクリを作っていた時代から、ドイツが中国の車のパクリを作る時代になったってことだ」
「メルセデスは、免停を食らったプレミアリーグ(※イギリスのプロサッカーリーグ)のサッカー選手の数を過大評価してるんじゃないかと思えてならない。
それとも、愛してやまないルノー ヴェルサティス(※フランスのルノーがかつて作った、超個性的で不格好な高級車)のまともな後継車を2009年からずっと待ち焦がれている風変わりな大富豪が、驚くほどたくさんいるとでも当て込んでいるんだろうか?
この車はきっと、値落ちの早さと販売台数(の少なさ)で記録を打ち立てることになるだろう。もちろん悪い意味でね」
「重量についての明確な記載がないね。3トンってところで手を打とうか?」

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