【2025年総決算】世界最高の「レストモッド」15選! 1000馬力の空冷ポルシェから、アストンにフォードV8を積む“異端児”まで

2025年も、名車を現代技術で蘇らせる「レストモッド」の勢いは止まらなかった。Top Gearが厳選した今年のベスト15台を一挙紹介。フェラーリF40を「普通に乗れる」ようにした良心的な改良から、ロータス エスプリの過激な復活、そしてトヨタ公式のランクル60カスタムまで、クルマ好きの妄想を具現化した夢のマシンたちがここに集結する。


オフィチーネ フィオラヴァンティ F40 アルテ プレスタツィオーニ

フェラーリ F40を改良しようなどと決意するのは勇気ある者だけだが、オフィチーネ フィオラヴァンティはネット上でF40の事故動画をいくつか目にし、介入するのが最善だと考えたようだ。そこで、見た目を変えたりパワーを上げたりするのではなく、調整式のオーリンズ製サスペンション、ABS付きカーボンセラミックブレーキ、油圧パワーステアリング、軽量アルミホイール、そして新しいベアリングとハブを装備した。すべてはF40を「より安全で、より乗りやすく、そして必要な時にはさらに高性能に」することを目的としている。

ハルシオン ロールス・ロイス シルバーシャドウ

エレクトロモッド(電動化レストモッド)は依然としてかなり議論の的だが、もし電動パワートレインが理にかなっている車があるとすれば、それは古いローラー(ロールス・ロイス)だ。ハルシオンはその魔法をシャドウにもコーニッシュにも適用でき、航続距離250マイル(約402km)を超える94kWhのバッテリーと、400馬力以上のモーターを搭載する。ナイスだ。

アプト ウル クワトロ

ハンス ジュルゲン アプトはかつて自分用に444馬力のカスタム ウル クワトロを製作したが、今度は自社に523馬力の限定レストモッドの製作を課した。25台限定のこの車は、2.5リッター5気筒エンジンを使用し、全面的にケブラーカーボンファイバー製のボディパネルを纏う。

ポルシェ 911 カレラ クーペ リイマジンド バイ シンガー

あのポルシェ専門レストモッド業者(シンガー)による最新の911は、1980年代の「スーパースポーツイクイップメント(ターボルック)」を備えたカレラへのトリビュートだ。つまり、964型をベースに、コスワースと共同開発した自然吸気4.0リッター水平対向6気筒エンジンを搭載している。それは414馬力、8,000回転を超えるレッドライン、そしてリトラクタブルヘッドライトを意味する。

ツイステッド TBug

ヨークシャーの企業ツイステッドは、5月にバハ仕様ビートルの独自モデルを発表した。フォルクスワーゲンの空冷水平対向4気筒エンジンのパワーを倍増させているが、それでも80馬力未満だ。だが、この顔を見てくれ!

MST Mk1 スポーツ

エスコート メキシコに敬意を表したMSTのMk1 スポーツは、独立スロットルボディと180馬力を備えた2.0リッターツインカムエンジンを搭載する。また、5速マニュアルギアボックス、リミテッド スリップ デファレンシャル(LSD)、調整可能なサスペンションとダンパーも装備。オプションでスポットライトも付く。

ウッド&ピケット ミニ by カラム

待てよ、茶色って…クールなのか? この小さなミニは、カラム デザインがミニのスペシャリストであるウッド&ピケットと提携して製作したものだが、依頼主は非常にファッショナブルな男、デヴィッド ギャンディだ。ああ、それからロード/ラリー仕様の1.3リッター4気筒エンジンを搭載し、110馬力を発生する。

フォード エスコート アラン マン 68エディション

ボアハム モーターワークスの一環として、アラン マン レーシングが1968年の英国サルーンカー選手権参戦車のレプリカを引っ提げて戻ってきた。マンの象徴的な赤と金のカラーで仕上げられ、重量はわずか795kg。ウェーバーキャブを備えた元気な1.8リッター4気筒エンジンが205馬力を発揮する。

キメラ EVO38

キメラ EVO37は今年、ポルティマオで行われたトップギアの「パフォーマンスカー オブ ザ イヤー」メガテストで、ランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンの候補車を打ち負かして優勝した。そして今、パワーアップし、48Vハイブリッドシステムと全輪駆動(AWD)を備えたEVO38が登場した。ああ、それになぜかEVO37よりもさらに軽くなっている。

ガンサー ワークス プロジェクト F-26

これはかつて993世代のポルシェ 911だったが、今や1,000馬力の935にインスパイアされたモンスターとなり、4.0リッターツインターボ水平対向6気筒と6速マニュアルギアボックスを組み合わせている。幸運を祈る。

リングブラザーズ オクタビア

いや、広々としたシュコダ(※チェコの自動車メーカー)のことではない。この特定の「オクタビア」は、米国のチューナーであるリングブラザーズが、非常に英国的なマッスルカーに直面したときに思いついたものだ。クラシックなアストンマーティン DBSとして生を受けたこの車は、今やカスタムシャシーの上に鎮座し、805馬力の5.0リッター スーパーチャージド フォードV8を動力源としている。

タットヒル マンクス LFG

モントレー カー ウィーク中の「ザ クエイル」でデビューしたのはLFGだ。これは「Let’s Freaking Go!(さあ行くぞ!)」の略らしいが、製作者のリチャード タットヒルによれば、我々英国人は「Freaking」をもっと下品な言葉(F***ing)に置き換えるだろうとのこと。本質的には、カーボンボディ、ラリースペックのサスペンション、全輪駆動、3.5リッター水平対向6気筒を備えた究極のメイヤーズ マンクス バギーである。

イーグル ライトウェイト GTR

真のワンオフとして製作されたイーグルは、同社のライトウェイトEタイプをさらに一歩進め、この975kgのGTRを作り上げた。オールアルミ製の4.7リッター直列6気筒、調整可能なオーリンズ製ダンパー、カーボンセラミックブレーキを備えており、かなり本気のマシンのはずだ。見た目も相変わらずこの上なくゴージャスだ。

トヨタ ターボ トレイル クルーザー

トヨタ自身が、SEMAショーのためにこの輝かしいFJ60ランドクルーザーのレストモッドを製作した。つまり、実際には購入できないということだ。とはいえ、インスピレーションを得るのはタダだ。我々は特に、現行のトヨタ タンドラに搭載されている389馬力の3.4リッターV6ツインターボエンジンを搭載している点が気に入っている。

アンコール シリーズ I

ガレージのスペースを塞いでいるロータス エスプリと、ポケットの中で燃え上がりそうな50万ポンド(9750万円)をお持ちかな? アンコール シリーズIは、400馬力、1,200kgの卓越したウェッジシェイプ(くさび形)だ。もっとも、我々が待っているのは泳げる(潜水できる)やつだが。
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=海外の反応=
「いいリストだ、ありがとう。
でも、タットヒル マンクス LFGがここにあるのは何でだ?
俺の知る限り、あれは新車であり、メイヤーズ マンクスへのトリビュートだろ。
もしあれがレストモッドなら、新型の電気自動車ルノー 5だってレストモッドってことになるぞ!」
「F40のやつは本当にレストモッドか? ほとんどのオーナーがF40を運転しやすくするために望んだり、行ったりするような、常識的な追加装備にしか見えないが。
フェラーリがこうした改造を支援していないのが驚きだよ。彼らだってF40が素晴らしいと認めつつ、同時に運転が狂ったように難しく、ナイフの刃の上を歩くようなパフォーマンスだとは認めてるだろうに。
そりゃオリジナリティは良いことだが、F40がガードレールや壁に突き刺さる頻度を見るのは、彼らだって楽しくないはずだ」
「あの「オクタビア(アストンマーティンへの冒涜)」を最高の発表の一つに数えるなら、今年は不作の年だったってことだな」

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