Hyundaiの高性能部門“N”が「コーナーの悪童」なら、ジェネシスの新たな翼「マグマ」は、一体何者なのか。我々は、その答えを知るキーパーソンに話を聞いた。
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ジェネシスのパフォーマンス・サブブランド、「マグマ」登場が、いよいよ近づいてきた。GV60マグマは、今年の後半に韓国で発売される。ジェネシスは、昨年の夏にコンセプトバージョンがグッドウッドの丘を駆け上がった時、我々にそう約束した。我々がその写真を目にするのは、11月になるだろう。
来年には、さらに多くのマグマのロードカーが登場し、加えて、すでにテスト中のV8ハイブリッドのル マンハイパーカーも控えている。
ジェネシスがHyundaiからスピンオフしたことを考えれば、GV60 マグマが、親会社Hyundaiのアイオニック 5 Nから、多くの技術を流用することは、驚きではない。というわけで、600馬力のEVパワーと、ドライバーの意のままに、トラクション、あるいは愉快さの方向へと、ベクトルが向けられるトルクを期待していい。だが、それがHyundaiと全く同じように感じるとは、期待しない方がいい。
トップギアは、ドイツ・フランクフルト近郊にある、400人体制、1億5000万ユーロ(257億円)規模の施設、Hyundai モーター ヨーロッパ テクニカルセンターの責任者、タイロン ジョンソンと話をした。HMETCは、韓国で開発されたGV60以降の、すべてのマグマの車両開発とチューニングを担当することになる。ジョンソンがアイオニック 5 Nのテスト責任者であり、先代フォーカス RSのプログラム責任者でもあったことを考えれば、我々はそれを、良いニュースとして受け取ることができる。
ジョンソンによれば、それらドイツ開発のマグマの第一弾は2027年に登場し、その変更はGV60よりも「はるかに複雑」になるという。
マグマはまた、アメリカで人気のGV80 SUVの、自社バージョンのコンセプトも披露している。中東――非常にガソリンをがぶ飲みする地域だ――向けの、G80セダンの、部分的にマグマ化されたバージョンもあった。どうやら、マグマは、EV専門になるつもりはないようだ。
韓国にあるHyundaiグループの開発センター責任者、マンフレッド・ハラーは、こう述べた。「我々は、ジェネシス専用の、航続距離を向上させるEVに特化したプラットフォームを開発しています。さらに、EVの**“深い溝”**を克服し、市場の状況に対応するため、我々はこのプラットフォームを、EREV(航続距離延長型EV)のような将来の技術に適応できるよう、アップグレードを開始しました」。EREVでは、ガソリンエンジンが発電機を回し、長距離走行時に電力システムを充電する。
マグマは、アイオニックNと、どう違うのか? ジョンソンは言った。「Nは『コーナーの悪童(corner rascal)』です。マグマは、サーキット走行も可能ですが、サーキットのためのものではありません。それは、より洗練された、ラグジュアリーなドライビングマシンなのです」
「それはパワーに関するものでなければなりません。モーターやエンジンの変更は重要です。しかし、それが(そのクラスで)最もパワフルである必要はありません。十分なパワーが必要です。重量は常に重要です。それはラグジュアリーとは無関係です。重量に焦点を当てる必要があります。一部には、航続距離が重要であり、より大きく、より重いバッテリーでは、収穫逓減(※投資に見合わなくなること)が起こるからです」
彼は、マグマとNがバッテリーやモーター、サスペンションのハードウェアを共有することは、それほど重要ではない、と言った。「私はこの業界で40年やってきました。かつては、すべてが機械工学でした。今や、すべてがソフトウェアです。ソフトウェアで、クルマは根本的に変えられるのです」
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
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=海外の反応=
「トップギアのWEBサイトを見ると、現在、ジェネシス GV60 マグマ コンセプト、クプラ タバスカン、アキュラ RSX プロトタイプ、Q6 スポーツバック、そしてEV6 GTがある。すべて、ポンティアック・アズテックを彷彿とさせる、忌まわしい傾斜したリアルーフラインを持っている。悲劇だ」
↑「フロントも、大して良くは見えないがな…」
「つまり、かろうじて確立されたHyundaiの高級サブブランドが、パフォーマンス・サブブランドを持つ、と? つまり、サブ・サブブランドか?
彼らは、この特定のタマネギを、少し細かくスライスしすぎているのかもしれないな」
「ソフトウェア。ぷfffft。
カーチューニングの楽しさ、喜び、一体感は、ICEエンジンのチューニング、サスペンション、タイヤ、ターボ、エキゾーストなどから来るんだ。
ハードウェアの変更は、自分でできる。
ソフトウェア? あくびが出るぜ」
↑「ソフトウェアなしで、どうやってターボブレードのピッチを、アクチュエーターもなしに、走行中に機械的に調整できるか、見せてくれよ。その他にも色々と。
昔の煽りコメントは、もっと信憑性があったもんだ」
↑「彼は、クルマがスマートフォンのようにソフトウェアパッチをダウンロードして速くなることに対して、実際に部品を取り付けることについて、もっと話しているんだと、確信している」