注目の新型アバルト 600eは、282psのレンジトップモデルで、37,000ポンド(735万円)からという価格設定。フォーミュラEタイヤやモノブロックレーシングキャリパーなど、レース由来パーツも満載。
アバルトのホットな新型EV、600eの詳細が明らかになった。注目すべきスペックは、最高出力238ps、最大トルク346Nm、0-100km/h加速6.2秒、最高速度200km/h、航続距離333kmという電動ホットハッチにふさわしい内容。もちろん、人工エンジンサウンドジェネレーターも搭載される。
気になる価格は36,975ポンド(735万円)から。ベースとなるフィアット 600eより約4,000ポンド (80万円)高となっている。さらに5,000ポンド(100万円)を追加すると、最高出力が282psにアップグレードされた、フィアット創業の年である1949台限定の’スコーピオニッシマ(Scorpionissima)’ ローンチエディションが手に入る。
いずれのバージョンも、強化されたサスペンション、シャシー、そしてトルセンLSDを備えている。
足回りには、フォーミュラE由来のミシュラン Pilot Sport EVタイヤを装着。その奥にはアルコン製の380mmモノブロックレーシングブレーキが備わり、車両重量は1.6トンを目指している。
エクステリアもアグレッシブな印象。引き締まったボディパネル、ダークなスキッドプレート、「シャークノーズ」と呼ぶフロントマスクが、ただならぬ雰囲気を醸出している。車高はローダウンされ、トレッドはフロント30mm、リア25mm拡大されている。ただし、半円形のヘッドライトは少し眠たげな印象を与えるかもしれない。
その他、20インチダイヤモンドカットアルミホイール、大型リアウイング、風洞実験で性能が確認されたディフューザー、そしてアシッドグリーンやベノムブラックを含む4色のボディカラーが用意されている。スパイダーレッドがないのは少し残念だが…。
インテリアでは、アルカンターラ巻きのステアリングホイール、スコーピオン柄の入ったバケットシートが目を引く。アンビエントライト、10.25インチインフォテインメントスクリーン、6スピーカーオーディオシステムも装備。さらに、USB Type-A+Cポートを備えていることもアピールポイントとしている。
走行モードは、「ツーリスモ」、「スコーピオンストリート」、「スコーピオントラック」の3つが用意され、トルク配分や最高速度を調整しながら、スロットルレスポンス、ステアリング、トラクションコントロールを変化させる。「ママ、テスコに行ってくるよ」と「ママ、テスコのラウンドアバウトに行ってくる」に再キャリブレーションし、シチュエーションに合わせた走りが楽しめる。
レベル2のADAS(先進運転支援システム)も搭載され、自動ブレーキや「居眠り運転検知」などの機能が備わっている。もしかしたら、この居眠り運転検知機能を使って、あの眠たげなヘッドライトを起こしてあげた方がいいかもしれないね。さらに、ChatGPTも搭載され、車の予熱、夜間充電時間の予約、地球が丸い理由など、ちょっとした疑問に答えてくれる。もちろん、人工エンジンサウンドのオン/オフにも使える。
600eの両バージョンは、英国で11月中旬から注文受付開始予定だ。
よくある質問/Q&A
Q: アバルト600eはどんなクルマですか?
A: アバルトブランドの新型電気自動車で、同時に史上最強のモデルです。ベース車両はフィアット600eですが、パワートレインやシャシーを大幅に強化しています。
Q: 航続距離は十分ですか?
A: 1回の充電で333kmの走行が可能です。都市部での使用や週末のスポーツ走行であれば十分な航続距離といえます。
Q: 通常モデルとスコーピオニッシマの違いは?
A: スコーピオニッシマは1,949台限定の特別仕様車で、最高出力が238馬力から282馬力にアップグレードされています。
Q: 人工サウンドはどんな音?
A: アバルト特有のエキゾーストサウンドを電気自動車向けに再現しています。ChatGPT経由でON/OFFの切り替えが可能です。
Q: スポーツ性能は本物ですか?
A: フォーミュラE由来のタイヤ、アルコン製ブレーキ、トルセンLSD、強化サスペンションなど、本格的なスポーツカー用のパーツを採用しています。
Q: 充電時間はどれくらい?
A: 詳細な充電時間は未発表ですが、一般的な急速充電に対応しています。
Q: 実用性は考慮されていますか?
A: コンパクトSUVをベースとしているため、日常での使い勝手は良好です。レベル2自動運転支援システムなども搭載しています。
Q: 日本での発売予定は?
A: 現時点では欧州市場向けの発表のみで、日本での発売については未定です。
Q: 競合車は何ですか?
A: 電動スポーツSUVというセグメントでは、スマートブラバス#1やキアEV6 GTなどが競合として考えられます。
Q: なぜスコーピオニッシマは1,949台なのですか?
A: フィアットの創業年(1949年)にちなんだ台数設定となっています。
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=海外の反応=
「このクルマには、オプションでプラスチックのまつ毛を接着する必要がある」
↑「なぜか怒ったテイラー・スウィフトに見えるんだけど」
「フォーミュラEのタイヤはひどいことで有名なので、それが良いのかどうかはわからない。ミニを買えばいい」
「アバルト 500Xの廃車プロトタイプが破壊される前に発見されたのを覚えている。当時は現実になって欲しかったけど、今はもう現実なんだね」