おかえりなさい、アルファロメオ 4C:これがアバルト クラシケ1300 OTだ。アルファの欠点だらけの2シーターが、カーボンファイバーのイエロースーツに身を包み、アバルトのバッジを付けて帰ってきた。
1965年のフィアット アバルトOT 1300にオマージュを捧げた新型アバルト クラシケ1300 OT。アバルト曰く、「本物のアバルトのエッセンスを保っている」クルマである。だからこそ、2020年に生産が終了した[メモを確認]2ドアのアルファロメオがベースになっているのだ。
とはいえ、フィアットやランチアの性能パーツで名を馳せ、今では過激で高価な500のホットハッチにもその名前が使われているアバルトは、かつてアルファロメオも手がけていた。だから、つながりがないわけではないのだ。
2022年のアバルト 1000 SPプロジェクトと同様、この新型2ドアもアルファロメオ 4Cからスピンオフしたものである。週末にキャンバーを追いかけてターボブーストを待つのが好きな人々にとっては、素晴らしいニュースだ。
そう、メカニカルな面ではすべて4Cなので、頭のすぐ後ろに搭載される237bhpのターボチャージャー付き4気筒ガソリンエンジン、ツインクラッチギアボックス、後輪駆動ということになる。アバルトは重量について何も言及していないが、クラシケのボディがカーボンファイバー製であることから、それでも軽いはずだ。
この新型車がオマージュを捧げるオリジナルの1300と同様、ルーフには「ペリスコープ」アタッチメント(本来はキャビンを冷却するためにデザインされた)があり、プレキシガラスのリアウィンドウにはスラットが付いている。リアは確かに、ドナーの4Cよりも少しまとまっている。
フロントのボンネットベントはオリジナルの65年型と同じだが、ヘッドライトがミニ版フェラーリ 250みたいだったのに対し、新型はツインスポットライトを採用している。もちろん、ホイールも新しくなり、アバルトのバッジもたくさん付いている。
アバルトのバックカタログを再構築するために設立されたヘリテージ部門によって、わずか5台が製造される。価格は未定だが、アバルトの75周年記念式典で一緒に公開されたスケールモデルもある。
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=海外の反応=
「最高じゃん!ちっちゃくて美しいイタリアンデザイン。乗ったら最高に楽しいんだろうな!」
「ヘッドライトはまだダサいな」
↑「全然好みじゃない。20年前のTVRみたい」
「見た目いいじゃん。ただ、4Cやロータスと比べるとちょっと悩むかな」
「見た目好きだわ。少なすぎる生産台数が残念だけど」
「問題はベースの4Cが色々不具合あったとこなんだよねぇ…」
「この4C用のボディキット誰か売ってないかな?」
「エンジン変えてないの? みんなアップデート求めてたのに!機会損失すぎ」
「かっこいい!限定車なのが残念」
「アルピーヌA110やケイマンに対抗できる実力あるのかな? 生産5台だし、アルファじゃなくてアバルトだし、話題にもならなさそう」
↑「数年前に生産が終了した車をベースにしたわずか5台の生産台数では、大きな波にはならないと思う。特に、アルファではなくアバルトになったんだし」