ハイブリッドV12が450km/hを叩き出す4.3億円のゼンヴォ オーロラが日本でもオーダー受付中

ハイブリッドV12が450km/hを叩き出す4.3億円のゼンヴォ オーロラが日本でアジア初お披露目された。オーダー受付中である。

2007に創立したデンマーク発のハイパーカーメーカー、ゼンヴォ(Zenvo)をご存知だろうか?ST1、TS1とこれまではハイパフォーマンスなハイパーカーを少数生産していたゼンヴォだが、初めての量産車、オーロラが日本でお披露目された。

オーロラは、最高9,800回転という超高回転型の6.6リッターV12気筒エンジンにクワッドターボを搭載。高出力モデルとなる“Tur”は最高出力1850hp、約1700Nmのトルクを発揮する。価格は260万ユーロ(4.3億円)だが、これはスタート価格で、ここに特別装備が上乗せさせる。生産台数は100台限定。エレガントなTur(トゥール)と、ダウンフォースを突き詰めたサーキット用のAgil(アジル)の2種が、それぞれ50台ずつ生産される。

最高速度は空気抵抗の少ないトゥールが450km/h、ダウンフォース命のアジルは365km/h。0-100km/h加速はトゥールが2.3秒、アジルが2.5秒。現時点ではまだオーダーが可能、デリバリーは2026年が予定されている。

ゼンヴォは、2007年、2人の情熱的なカーマニアによって設立された。Zenvo(ゼンヴォ)という社名は、創業者2人の名前を組み合わせたもの。コペンハーゲンから南へ1時間、絵のように美しいデンマークのニュージーランド島で創業したZenvoは、15年以上にわたって職人技によるハイパーカーを生産している。

チーフ・デザイナーのクリスチャン・ブラントと彼のチームは、アルネ・ヤコブセンのような巨匠が提唱した、ネガティブ・スペースの使い方に重点を置いた原則によって、デンマークデザインの豊かな歴史からインスピレーションを得ている。

2008年に完成した最初のプロトタイプは、スーパーチャージャーとターボチャージャーを搭載したZenvo ST1となり、今日、製造されたプレストの工場に置かれている。次のモデルはV8ツインスーパーチャージャーを搭載したTS1だ。この自社開発のパワートレインは、現在のZenvo TSR-GTに至るまで、すべてのZenvo車の心臓部となった。

2023年初頭、ゼンヴォ・オートモーティブの新たな章となるオーロラを発表した。V12クワッドターボを搭載し、洗練された美しいカーボンモノコックシャシーに収められたハイパーカーだ。わずか100台のオーロラ・モデルが製造され、デンマーク唯一のハイパーカー・ブランドとしてのゼンヴォの未来の幕開けとなる。

オーロラ全モデルの心臓部は、マーレ・パワートレインが開発した6.6リッターV12クワッドターボエンジン。最高出力1,250bhp、最高回転数9,800rpmを発生するこの特注パワープラントは、90度ホットV型で、コックピットの後ろにミッドマウントされている。さらに、軽量なトリプル電気モーター・システムによって、さらに600bhpを発生。その結果、1,850bhpのパワーとトルクがシームレスにブレンドされ、自然吸気エンジンのようなスロットルレスポンスを実現し、このパワートレインはロードカーに搭載されたV12エンジンとしては史上最強となった。

カーボン構造のエキスパートであるManaging Composites社と共同開発した、Zenvoのまったく新しいZM1モジュラー・モノコック・デザインをベースに、すべてのパラメーターが限界と妥協の限界まで最大化されている。そのため、快適性とサーキット走行へのフォーカスとの間で妥協が生じないよう、オーロラは2つの異なるアプローチを同時に発表した。それぞれが妥協のないブリーフを満たすと同時に、オーナーにどちらのドライビングスタイルとデザインを好むかという選択肢を提供する。アグレッシブなスタイルのAgilは、美しくエレガントなTurによって引き立てられる。
写真 上野和秀

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