イギリスでの販売はなし
これが先月予告されていたフォルクスワーゲン ゴルフ R 333リミテッドエディションか。ゴルフR パフォーマンスをベースにしているが、肝心のテーマカラーも、ティーザーと同様に黄色だった。
その名の通り、333台の限定車だ。それと、333というこの数字は、空から降ってきたわけではなく、2.0リッターターボエンジンの出力(ps表記ね。英国人なら328bhp)にちなんでつけられたもの。
VWは333のR-Performanceトルクベクタリングとビークル ダイナミクス マネージャーを大々的に宣伝しているが、これはフロントとリアのアクスルだけでなく、個々のリアホイールにもパワーを巧みに分配するものだ。まさに、ゴルフRがすでにやっているように。
また、ニュルブルクリンクで楽しむための「ドリフト」と「スペシャル」のドライビングプロファイルも用意されているが、これらはすでに販売終了した「パフォーマンスパック」に搭載されている機能だ。そういえば、20周年記念モデルにも搭載されたことがあったね。
20年モデルと同様、333のパワーは標準車よりアップし、420Nmで0-100km/hのスプリントが4.6秒とわずかに速くなり、最高速度も270km/hに向上している。ターボのトリックもある。そして19インチホイール。
では、何が変わったのだろう?VWは、チタン製サイレンサーを備えたアクラポヴィッチ製エキゾーストや、セミスリックタイヤ、HUDなど、他では手に入らないような派手(かつ高価)なキットを追加した。さらに、イエロー。ブラックのアクセントが効いている。
オーダーブックは6月2日に開始され、ドイツでの価格は76,410ユーロ(1,150万円)に設定されている。もっとも、イギリスでは発売されないので、関係ないんだけどね。生産開始は9月なので、アウトバーンを疾走するこの車を目にするのは、早くて10月だ。
「ゴルフR 333は、その豊富な装備により、性能に関するお客様のご希望を叶えることができる、私たちが事前に定義した最初のRモデルです」と、フォルクスワーゲン Rのプロダクトマーケティング責任者であるハキム ハリミは述べている。
「このゴルフ R は、特別なエクステリアカラー、ブラックペイントのルーフ、サイドの 333 ロゴ入りデザインデカールなど、これまでにはない組み合わせで提供される予定です。333台という厳しい制限のもと、インテリアに連番バッジを装着したフォルクスワーゲンR初のモデルです」
これを聞いて、ドイツの人は、買う理由ができたね…。
=海外の反応=
「炭素税を追加して、ここに完成した、1,000万円超えのゴルフだ。これは、R35 GT-Rや997 S、TT RSを中古で購入するのに十分な金額になっている」
「まあ。鑑賞用クラシックになりそう。しかも、333台限定って!コストのうち、3万ユーロ(450万円)は炭素税だ。なんか、黄色が胆汁みたいで嫌なんだけど」
↑「胆汁の黄色以外の色があれば、揃えたい。ドイツに引っ越すことになるかもしれないが、それだけの価値はある」
「サイドデカールに333ではなく76,410ユーロ(1,150万円)と書いてあれば検討するんだが」
「今が2005年ならどれも印象的な数字だったんだろうけど」
「ホットハッチに1,150万円。時々、この世界が嫌になる。お金がすべてを毒している」