米国トヨタ レーシングではさらに展開していきたい
お子様をスマホ中毒から解放して、新しいスポーツをさせたいとお考えです?そんなお子さまのために、今回用意したのは…。
てか、我々じゃなくて、トヨタとTRD USAが用意したのが、このGRスープラJrロードスターだよ。子供たちがドラッグレースに参加するために作られた、最高出力11,000bhpのGRスープラ ファニーカーのミニカーバージョン。めちゃカワだね!
ちなみに、ファニーカー(Funny Car)っていうのは、ドラッグレース用の特別に設計された車両の一種で、ドラッグスターと同様に直線のコースを走るんだけど、より短く軽量な車体で、より大きなエンジンを搭載しているのが特徴。もちろん、このJrスープラからファニーカーレベルのパワーを得ることはできないが、アメリカのハーフ スケール ドラッグスター社(Half Scale Dragsters)からわずか13,995ドル(185万円)で購入することができる。エンジンは別売りで、5馬力から50馬力まであり、NHRA Summit Racing Jr. Drag Racing Leagueに参戦することができる。NHRA(National Hot Rod Association)は、北アメリカを中心にドラッグレースの競技団体であり、その下に様々なレースカテゴリーがあるが、その一つがSummit Racing Jr. Drag Racing Leagueだ。若いドライバーたちがドラッグレースに参加するための競技カテゴリーで、8歳から17歳までの子供たちで、特別に設計された小型のドラッグスター車両を使用して競技を行う。また、登録すると、全米各地で開催されるレースに参加することができ、シリーズを通した優勝者は、NHRAの主要イベントで表彰される。
GRスープラJrロードスターはこの種のものとしては初めてだが、トヨタは他のメーカーにもこのベビードラッグスターに参入してもらいたいと考えている。
「TRDのエンジニアは、Jr.ドラッグスターのフィールドを担当するアントロン ブラウンと緊密に連携し、Jr.ドラッグスターにふさわしい走りを実現しました。また、NHRAの他のOEMパートナーも、このクルマのために独自のボディを設計し、すぐにでも参戦できることを期待しています」と、米国トヨタ レーシングのグループマネージャー、ポール ドレシャル氏は語った。
トヨタ・タンドラの荷台にぴったり収まるサイズなので、トレーラー代を心配する必要はない。まあ、同じようなサイズのピックアップトラックなら何でもいいのだが、こういうものは家族で使うのが一番いいんじゃない?