F1のマシンは、とても愛らしいものが多い。フェラーリ 641、マクラーレン MP4/4、ブラバム BT52、ロータス 49…。どれもウォールアートのような美しさだ。しかし、「歴代F1マシンのベストルックス」を徹底的に調べてみると、1960年代のホンダが明らかに入ってないということに気がつく。
しかし幸いなことに、『グランツーリスモ』のクルマ好きたちが、『GT』の最新無料アップデートで、自国の豪華絢爛なF1レーサー、レース優勝車、そしてちょっとだけロータス 49っぽいF1レーシングカーを応援してくれることになったのである。
ホンダのRA272は、アノラックな人以外には何の変哲もない英数字だが、レース史の重要な一部分でもある。
1963年に最初のロードカーを製造したホンダは、1964年にF1に参戦し、1965年には初優勝を飾った。ホンダのドライバー、リッチー ギンサーがジム クラーク、ジャッキー スチュワート、グラハム ヒル、ジャック ブラバム、ダン ガーニーらから勝利を奪ったことを考えれば、これは驚くべきタイムフレームである。
1965年メキシコGPの予選で3番手(ジム クラークからコンマ3秒、ダン ガーニーから100分の7秒遅れ)につけたギンサーは、最後までトップを守り、自身初にして唯一のF1勝利を獲得する。このとき、平均速度のコースレコードを樹立し、遅刻の多いことで知られるダン ガーニーの記録を塗り替えた。そしてもちろん、ホンダ(そして日本)のF1初優勝も達成した。
フェラーリ F92Aとは違って、勝つこともできる。もし、このマシンがGT7に登場することで、60年代のF1マシンの走りが始まるとしたら......それはそれで嬉しい限りだ。グランプリ・レジェンドを現代に蘇らせたい人は、他にいるのだろうか?
でも、もちろん、『グランツーリスモ』といえば、ロードカーだ。まあ、ほとんどそうなんですけどね。デミオやフィットのような、世間一般にはあまり馴染みのないクルマで無茶をするのが、このゲームの面白さの大きな部分を占めている。今回のアップデートでは、1973年型ポルシェ911RSも加わったけれど、それよりも巨大なフレンチリムジンでのリフトオフオーバーステアについて考えている。
GTは、1970年のフェイスリフト後のDS 21をベースに、ロバート オプロンがデザインした回転式ヘッドライトとリデザインされたノーズを備えている。パラス仕様で、「ジャッカルの日」的な空想に浸ることができる…もちろん、それがお好みなら。
さて、「グランツーリスモ」最新作に登場する「グランドバレー スピードウェイ」だが、ちょっと場所が変わっている。幸いなことに、その場所はカリフォルニアのパシフィック・コースト・ハイウェイを理想的に再現したもので、私たちがこんな愛らしいクルマに乗りたいのは、まさにこの場所なのだ…。
=海外の反応=
「DSの方が楽しみだったんだけど、エンジンスワップはないのか😟」
「GT。とても素晴らしい。PS4でVRでレースさせて欲しいくらいだ。(悲)」
「いつの時代でも名車であることに変わりはない」