フレックスジェット社のオーナーがベントレー バカラルに魅せられ、マリナーと航空機を製作


航空機業界の実業家がベントレー バカラルにインスパイアされ、マリナーデザインと共同で2機の特別な航空機を制作し、彼の所有する航空会社であるフレックスジェット社の航空機に加えた。

フレックスジェット社のオーナーであるケン リッチ氏は、10年以上にわたってベントレーを愛用している。ベントレーとの付き合いが長く、共同で製作した車も多数あることから、彼はビスポークのパーソナライゼーションを自分の業界に応用できないかと考えるようになった。そのため、リッチ氏は、マリナーの社内のデザインチームのメンバーとともに「バカラル・プロジェクト」に取り組み、現代のベントレーの中で最も希少な2ドアの一つであり彼自身が所有するベントレーバカラルにインスピレーションを得て、2機の新しい航空機を制作した。

バカラルはマリナーがコーチビルディングへ回帰したことを象徴し、一つ一つ特別にパーソナライズされた12台の車が、クルーにいるマリナーの職人チームによって丁寧にハンドクラフトされた。バカラルと同様、細部へのこだわりと卓越したデザインを追求し、彼のバカラルのユニークな仕様を反映した特別仕様のガルフストリームG650プライベートジェットとシコルスキーS-76ヘリコプターを制作した。

リッチ氏が彼のバカラルに選んだのはジュレップというレアで特徴的なオプションカラーだが、このカラーにインスパイアされ、フレックスジェット社のカメレオン塗装にユニークな変化が起こった。通常はレッドゴールドのカメレオンだが、この2機では主要なアクセントにシルバーグリーンのカメレオン塗装が使用された。

インテリアではリネンとベルーガのレザーで縁取られコッパーヘッド型とバスケット織りのステッチが施された、コーチビルドのバカラルのシートが、ガルフストリームG650のカスタムシートやシコルスキーS-76のシートにインスピレーションを与えている。

また、バカラルのパネルには樹齢5,000年の再生リバーウッドが使用されており、両機のパネルにも同種の木材が使用されている。サテン仕上げのバカラル・ブロンズの備品がキャビンを飾り、カーペットにはユニークなダイヤモンド彫刻が施されている。

フレックスジェット社がビスポークの贅沢な旅行体験を提供しているのと同様に、ベントレーもまたビスポークのパーソナライゼーションがもたらすことのできる特別感を重視している。2020年以降、マリナーの特別仕様を選ぶお客様の割合は、ほぼ指数関数的に増加し続けている。マリナーの特別塗装の需要は2倍以上となり、マリナーチームによる真に個性的なビジョンを実現するマリナー・パーソナルコミッションの数は3倍になっている。

リッチ氏の車が仕上げられる一方で、カー・ゼロとして知られる最初のオリジナルのバカラルが、ニューヨークへのフライトを前に昨日ファーンボロ空港でガルフストリームG650を出迎えた。一方、S-76は今年8月、モントレー・カー・ウィークの一環であるザ・クエイルで一般公開された。

このラグジュアリーな航空機のパーソナライゼーションは、リッチ氏が所有するバカラルにインスパイアされたものだ。レアなジュレップのエクステリアカラーで仕上げられたこの車両には、ダークグレーサテンにポリッシュ仕上げとアークティカハイライトを施したカスタムメイドの3色22インチホイールが装着され、鮮やかなエクステリアにモノトーンのコントラストを与えている。ヘッドライトのセンター部分は、サテン・ブロンズの外装部品と同色で、ウエストレールやサテン・カーボンのリアデッキの縁取りにも使用されている。ボンネットベントは、ウィングミラーと同様にサテンカーボンファイバーで仕上げられ、視覚的なアクセントになっている。フロントシート後方の「パワーハンプ」、サイドスカート、リアディフューザーにもサテンカーボンファイバーが施され、さらに存在感を増している。サテン・ブロンズのアウターとマット・ブラックのインナーを持つエグゾースト・フィニッシャーが、クルマの後ろ姿を完成させている。

バカラル・ブロンズをアクセントにした白と黒のキャビンが、印象的でコンテンポラリーなインテリアのテーマを作り上げている。グロスブラックにオープンポアのリバーウッドが張られた二色のパネルがエクステリアのテクニカルなディテールと調和しながら、キャビンを流れるように囲んでいる。インテリアのすべてのパネルとディテールはお客様の好みに応じて選択され、レザーとアルカンターラは、ホワイト、ブラック、ブロンズや、ブラック、ダークティント、ブライトクロームのグロス仕上げまたはサテン仕上げのメタル、サテンカーボンファイバーを慎重に組み合わせた。

バカラル・ブロンズのレザーが、トップロールのフォルム、ステアリングホイールのセンターライン、ヘッドレストの周囲にアクセントを加えている。さらに、シート後部の楕円形のパーフォレーションが施されたベルーガのパイピングが施され、ドアからセンターコンソールまで続くハンドクロスステッチがスタイリッシュなラインとなっている。

バカラルのキャビンに施されたユニークなデザインのディテールや装備は、コーチビルドらしい特徴を強調し、自分の好みを表現してユニークなインテリアをオーダーできるよう、ほぼ無限の可能性を持っている。特別なインレイやドライバーコントロールのユニークな仕上げから、1つのシートに148,199個のステッチが必要な特別なバカラル・キルトの刺繍まであり、ベントレーのスペシフィケーションを選ぶことは発見の旅であり、「スタンダード」モデルでさえ文字通り何十億通りもの構成が可能だ。

マリナーのデザインはさらに進化し、素材、カラー、仕上げの組み合わせは無限大だ。その結果生まれる極上のグランドツアラーは、その土地の法律と顧客のイマジネーションによってのみ制限される。



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