2020年のジュネーブモーターショーで発表されたDS 9。この新しいフラッグシップサルーンが日本でも発売された。価格は6,300,000円から7,879,000円まで4モデルが用意されている。
パワーユニットは2種類。225psの1.6リッター4気筒ガソリンエンジン、そしてプラグインハイブリッドのE-Tenseは、1.6リッターエンジンと80kW(110ps)の電気モーターを組み合わせたもので、合計250psとなる。
一方、後者は、61kmまでのEV走行が可能で、15.6kWhのバッテリーは、3kW/200Vで約5時間、6kW/200Vで約2.5時間で充電できる。初期費用の負担に見合うだけの価値があるかどうかは、あなたの運転習慣や環境への配慮の度合いによって異なってくる。あるいは、社用車としてこのクルマを欲しいのであれば…。
DSはまた、将来的に355bhpの4輪駆動プラグインハイブリッド車がラインナップに加わることが、確認されている。パワートレインの面では、おそらくこのクルマのソフトな乗り心地の従兄弟であるプジョー 508 PSEと似ているのではないだろうか。
トリムは2種類あり、よりラグジュアリーなガソリンモデルのOPERAだと69万円の追加となるが、DS ナイトビジョン、スライディングガラスルーフなどの装備が充実している。
では、従来のライバルであるアウディ A6やBMW 5シリーズと比較するとどうだろうか。エントリーレベルのガソリン車の場合、DS 9は基本的にこれらのクルマと同等であり、価値のあるオプションというよりはスタイルの選択となるが、高級なトリムを避ければ、ハイブリッド車はドイツの同等車を下回る価格設定で、コストパーフォーマンスの高さも売りの一つである。
=海外の反応=
「C6のように、何か驚きがあったわけではなく、かなり一般的な印象」
「C6のようなワイルドなプロポーションはないけれど、ディテールは印象的で、正統派という意味でのフレンチスタイル。これが大量に売れることを願っている(売れるとしたら)」
↑「A6や5シリーズのようなつまらないクルマではなく、このクルマが道路を走っているのを見るのはとても幸せなこと。残念ながら、フランス人はこのクルマに相応しいエンジンを搭載することを忘れてしまったようだ。このクルマに搭載すべき2.0を見つけない限り、どれほどの効果があるのかはわからない。それ以外はとても素晴らしい」
「とても気に入った。いつものフランス車のように、このセグメントに何か違うスパイスを加えている。売れることを願っている」
「インテリアやエクステリアも格好良く、奇抜さや異質さを感じさせない。C6や607のように、多くの人に見てもらうことはできないと思うのだが、素晴らしい快適性を提供してくれるだろう」
「個人的な意見だが、失敗だろう。高価なのに、特に目立つところがない。ちょっと安っぽい感じもする。2021年には、セダンの純粋なEVバージョンも出すべきだと思うが…」
「見た目はなかなかいい。アウディのスタイリングのコピーのようなものだが、DSの中では良いでき」
↑「しかし、Google画像検索でシトロエン DS9 コンセプトを検索すると、このクルマがどれほどつまらないものになってしまったのかがよくわかると思う」
「うーん、完全に失敗だね。つまらないエクステリアに、素晴らしいキャビン。ジェネシスを見てからこれを見ると、これは"野暮ったいやつ"だ」
↑「エクステリアがつまらない?そんなご意見もあるかと思うが、すべてのライン、ドラマチックなヘッドライト、テールライト、そして顔に近いグリルを見れば、決してつまらないとは言えないと思う。でも正直なところ、実物を見るまでは決めつけないほうがいいとも思うけど」
↑「DS9のコンセプト・プロトタイプを画像検索すると、彼の言っていることが真実から遠くない、むしろ正しいことがわかるよ」
「ジョルジオのシャシーに載せて、外観をもっとアバンギャルドにすれば、ドイツメーカーやボルボにも勝てるだろう」