ライバルはアストンマーティン?レクサス LCがアップデートに続き、ブラック インスピレーションを発売

レクサスは、アストンマーティンのライバルの細部をいじらずにはいられないようだ。まあ、ライバルっていっても「廉価版」っていう意味合いが含まれるけれど。なんでも「レクサスの匠の技」によって、「ドライビング・ダイナミクスを継続的に、かつ詳細に洗練させる」ことができるという。

前回、レクサスがLCとLC コンバーチブルを改良したのは、ほんの数ヶ月前のことだったが、その時も匠の技が注ぎ込まれていることを教えてもらっていた。サスペンションやパワーステアリングの調整により、全体的にシャープな走りを実現している。

イギリスで行われた今回のアップデートでは、フロントとリアのサスペンションを再チューニングし、「路面への接地感、リニアなステアリングレスポンス、ステアリングの効きをドライバーに感じていただけるようにしました」とのこと。路面との接触は、通常、500bhp前後のリア駆動車ではかなり最適な状態に仕上がっている。

「その結果、クーペはよりシャープなハンドリングを実現し、ドライバーとクルマの一体感を高めています」とのこと。この調子でいけば、来年の夏までにはGT500のようなレースカーになるかもしれない。期待したいね。

他の調整も同様に微妙な部分だ。ノーマルモードとスポーツモードを切り替えたときの車の挙動がより明確になり、ギアセレクターのP、R、N、Dの切り替えが曖昧にならずに済むようになった。また、「クッションとシートバックに新しい "ディープハング"構造を採用し、フロントシートの快適性を向上させた。思わず息をのんでしまいそう。

これらのアップデートは、同時に発売された「LC ブラック インスピレーション」にも反映されており、その色は、当然のごとく「黒」。価格は、LC クーペが99,550ポンド(1,500万円)(V6ハイブリッドまたは唸るようなV8仕様)から、コンバーチブルが102,725 ポンド(1,550万円)(V8仕様のみ)となっている。

=海外の反応=
「匠とは、日本語で「職人」を意味するんだ。Kaizenとは、日本の継続的な改善の哲学だよ」
「レクサスがGR86をベースにした小型版を作ったら、購入するなー」
「すべてをアップデートしたけれど、ひどいインフォテイメントはどうなったんだろう…?エクステリアは素晴らしいんだけど、多くの指示に必要なスクリーンが反応しないというのは、不愉快以外の何物でもない」
「でもさ、アストンマーチンとは違ってて、レクサスはアップデートのたびにLCを徐々に醜くしてはいない」
「おそらく、LFAを含めて、トヨタ製品の中で最も美しいもののひとつだろう。優れた品質と仕上げ、刺激的なデザイン(好き嫌いが分かれると思うけれど、BMWのような偏ったデザインじゃない)、そして全体的に非常にエレガントな車で、2021年の形であっても美しいサウンドトラックを奏でている。欲を言えば、もう少し安くなってくれればいいのだが(でも、トヨタにはその必要はないよね。私のようなマスタング GTの顧客を狙っているわけではないんだから)」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2021/12/42126/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ