新型の電気自動車であるフィアット 500が登場したことで、アバルトのホットハッチはもう終わりだと思っていた人は、考え直したほうがいい。これが新しいアバルト 695エッセッセで、これまでで最も速いクルマなのだ。
その理由は、最も注目すべき新機能である、非常に刺激的なリアスポイラーにある。イタリア人は誰よりも感情を込めて物に名前を付けるので、実際には「Spoiler ad Assetto Variabile」と言う。さあ、何度か言ってみてください。いつもよりカッコよく、魅力的に感じない?
語学マニアの方は、大雑把に(正しく)「調整可能」と訳したかもしれない。スパナを使えば、0度から60度の間で調整が可能で、この写真では後者だ。「ええ、あなたに会えてとても嬉しい」って言ってるみたい。
最高のパフォーマンスを発揮するためには、0度の位置にしたほうがいいだろう。178bhpの1.4リッター・ターボは、最高速225km/h、0-100km/hを6.7秒で走る。全周にKoni製のショックが装着され、新しいアルミニウム製のボンネットとアクラポビッチ製のエグゾーストにより、アバルト 595 コンペティツィオーネから10キロの軽量化が図られているが、似たような外観のホットハッチがひしめき合っている中で、この車はその上位に位置している。
デカールとアルカンターラを多用した、いつものアバルト特別仕様車のストーリーが広がっている。室内にはカーボンが散りばめられ、ヘッドレストに「one of 695」の文字が刻まれたサベルトシートが装着されている。
これは、アバルトが1,390台しか生産しないことを意味している。ご安心ください、私たちは単純な数学のルールを忘れちゃいない。このモデルは、ブラックとグレーに分けられ、それぞれ695台が生産されるってこと。
価格はまだ未定だが、30,000ポンド(465万円)前後っていうのは間違いないだろう。
=海外の反応=
「映画『インクレディブル』に出てくる、トライクに乗った小さな子供を知ってる?この車は、野球帽をかぶった生意気な小僧みたい」
「プラスチックに印刷された巨大な文字は、今、最悪の車のトレンドの一つである」
↑「そうとも言えるね、でもアバルトのキディッシュなスタイリングには合っていると思うよ。
その代わりに、何か関連性のあるパフォーマンスの特徴を作ってくれた方がいいかな?でも、これはこれで面白いしいいと思うよ」