マセラティの新型SUV「グレカーレ」のプロトタイプが、モデナのヴィアーレ・チノ・メノッティに位置するマセラティのファクトリーから姿を現している。まあ、よくあるスクープ写真よなあ…と思って見たら、なんと、オフィシャル。
「この写真はまず、マセラティの従業員によってソーシャルネットワーク上で拡散が始まりました。
従業員の個人アカウントからのニューモデルの公開――この大胆不敵とも言える手法は、マセラティの革新的な性格を表したひとつといえます」と、オフィシャルで言ってるんだから。そうか、その手があったか。逆転の発想だね。あえてスクープ写真で撮影させる、ってのが本来の手法だけれど、これはメーカー側でスクープ写真を流出させる、っていう方法。もちろん写真も計算ずくで、フロントはあえて後ろにピンを当てて、いい具合にカモフラージュできているし。結果的に、発売前新型SUV「グレカーレ」に注目が集まればいいというわけだから、このやり方のが斬新で効果があるかもしれない。マセラティ、アッタマいいー!
このプロトタイプは現在、集中的なロードテスト、サーキットテスト、オフロードテストなど様々な条件下でのデータ収集を行っており、最終的な調整にむけて開発が進められている。
マセラティ グレカーレは、約8億ユーロ(1,250億円)を投資して整えられる新たなマセラティの生産拠点カッシーノ(イタリア)で生産されることが決まっており、2021年末までにワールドプレミアを迎える。