世の中には目を疑うようなデザインの車が存在する。本記事では、これまで製造された中で最も派手で、下品で、悪趣味なクルマ30台を厳選した。自動車史に残る「視界を汚す」迷車たちの強烈なビジュアルに、目を洗う準備をしてから挑んでほしい。トップギアならではの辛口評価で、自動車デザインの闇に切り込む。
BMW X6

最近の自動車市場にあふれかえる、VW タイゴ(※欧州市場向け小型クーペSUV)からランボルギーニ ウルスに至るまでのクーペSUVの氾濫は、すべてこのクルマの責任である。20年近く前、BMWはX5をベースにして、より醜く、実用性を削ぎ落としたクルマを作るのが名案だと考えた。そして、それに賛同する人々が十分にいた結果、今ではほぼすべての自動車メーカーが、この「走る矛盾」とも言える代物をラインナップに抱える状況になっているのだ。しかし、そのすべてを含めても、X6の姿はことさら我々の神経を逆撫でするのである。
ハマー H3

ハマーはどれもバカげているが、なぜか小さく、真面目さが薄れるほどに、その安っぽさが増していくように見えた。アーノルド シュワルツェネッガー仕様の初代H1はとんでもない代物だったが、少なくとも軍用モデルとの強いつながりがあった。そして、よりラグジュアリーなH2は、2000年代の成金趣味の象徴ではあったものの、中身はまだ本格的なフルサイズトラックだった。しかし、2005年に小型化されたH3が登場した頃には、少々恥ずかしい状況になっていた。発売当初はV8エンジンすら選べなかったのだ。自尊心に満ちた、生意気なアメリカン4x4として、一体どういうつもりだったのだろうか。
光岡 ラ セード

完璧に素晴らしいS13型 日産 シルビアを眺めながら、「いいね。でも、クルエラ ド ヴィル(※映画『101匹わんちゃん』の悪役)が乗り回しそうなクルマの、ひどい劣化コピーみたいな見た目だったらもっと良かったのに」と考えたことはあるだろうか? いや、我々にもない。だが、日本で最も不可解な自動車メーカーである光岡自動車は、どうやらそう考えたらしい。シルビアの基本的なシルエットに、露骨に「全く古くない」レトロ風スタイリングパーツをごちゃ混ぜにした結果は、ご想像の通りケバケバしいものだった。とはいえ、プラスポイントがひとつだけある。中身はシルビアだから、ドリフトができるということだ…。
日産 ムラーノ クロスカブリオレ

コンバーチブルSUVが一般的にならないのには、それなりの正当な理由がたくさんある。しかし時折、2011年の日産のように、自動車メーカーはその理由をすべて忘れてしまうことがある。通常のムラーノはすでにアメリカ市場向けに作られていたため、洗練さや繊細さは最初から持ち合わせていなかった。そこへ、商品企画部門の全員が休暇中だったのか、日産はあろうことか屋根を切り落としてしまったのである。これがなぜこのリストに載ったのか、わざわざ説明する必要はないだろう。
キャデラック エスカレード ESV

エスカレードは明らかに何かを正しくやっている。というのも、キャデラックにとって爆発的な大成功を収め、ブランドが抱えていた「パームビーチの引退高齢者」というイメージを(部分的に)払拭し、デビッド ベッカムからパリス ヒルトン、そしてトニー ソプラノ(※米ドラマのマフィアのボス)に至るまで、あらゆる人々を魅了する大ヒット作となったからだ。とはいえ、主なターゲット層がプロサッカー選手、社交界のセレブ、そして架空のマフィアのボスであるなら、彼らは「センス」や「繊細さ」といった言葉で知られる層ではない。だからこそ我々は、エスカレードを「クロームメッキと安っぽいレザーでできた、巨大で下品な塊」以外の何物でもないとしか見られないのだ。
ブフォリ ジュネーブ

マレーシアからやってきたブフォリ ジュネーブには、魅力的な要素がたくさんある。充実した装備と美しく作られたキャビンを持つハンドメイドの高級サルーンであり、軽量なカーボンケブラー製のボディに、愛好家の多いクライスラー製の強力なヘミV8エンジンを搭載している。後部座席に紅茶を淹れる機械を取り付けることすら可能だ。ロールス ロイスにだってそんな装備はない! では、一体何が問題なのか? ……ああ。なるほど。見ればわかる。
ロールス・ロイス カリナン

ロールス・ロイスは決して内気な人のためのクルマではなかったが、少なくとも常に洗練された上品な雰囲気をまとっていた。しかし、同社初のSUVであるカリナンは、その概念をロードローラーで平らに押し潰し、念には念を入れてクリケットのバットで粉々に粉砕してしまった。他の「ローラー(※ロールス ロイスの愛称)」と同様に、精巧に作られており、勝負を挑んでくるライバルをラグジュアリーさで圧倒できる。しかし、他のローラーとは異なり、こいつは「ジム通いをしてムキムキになったロンドンタクシー」のような見た目をしているのだ。そうそう、おまけにシリーズIIのフェイスリフト以降、フロントグリルが光るようになった。うわぁ…。
メルセデス マイバッハ SL 680

最新世代のSLがショールームから飛ぶように売れているとは言い難いのは事実であり、人々の関心を引くためにメルセデスはこれにマイバッハの魔法をかけた。派手なツートーンのペイント、バスの車幅ほどもある縁石には絶対に近づけたくないピカピカのホイール、そしてビバリーヒルズの歯科医院やそこで作られた歯よりも真っ白なインテリアの登場である。「メルセデス マイバッハ SL 680 モノグラム シリーズ」という、公式のフルネームを聞いただけで、我々は少し気分が悪くなってしまう。
アストンマーティン シグネット

2000年代のアストンマーティンの企業デザイン(曲線的な台形グリル、シンプルな楕円形のヘッドライト、C字型のテールライト)は、しなやかな2ドアクーペや車高の低いサルーンにおいて、スリムでエレガントに見えるように作られており、その目的を見事に達成していた。しかし、排ガス規制をクリアするためだけに作られた特例として、トヨタ iQというシティカーのずんぐりしたプロポーションにそれを押し込んだらどうなるか? 答えはノーだ。誰かがガレージで冗談で作ったような代物にしか見えなかった。しかし、シグネットは冗談ではなかった。2011年当時、一部の人々がこれに約50,000ポンド(1062万5000円)もの大金を支払った、非常に現実的なクルマだったのだ。
クライスラー TC by マセラティ

クライスラー TC バイ マセラティは、1980年代後半に苦境に立たされていた2つのブランドを救うために構想された。クライスラーは派手なイメージリーダーカーを手に入れ、マセラティは新たな顧客層を開拓できるはずだった。しかし、イタリアでデザインされ組み立てられたにもかかわらず、そこにはマセラティのDNAはほとんど感じられなかった。実態は、少し引き伸ばされ、価格が2倍になったクライスラー ルバロンのコンバーチブルが、偽物のヴェルサーチのローファーを履いているようなものだった。現在、ステランティス(※両ブランドを傘下に持つ多国籍自動車メーカー)の下で統合されている両社だが、それ以来ずっと終わりのない苦境にあるように見える。賢明なことに、このような試みが二度と行われることはなかった。
マクラーレン X-1

この奇妙なワンオフモデルが初めて姿を現してからの14年間で、あなたはおそらくこのクルマの存在を、記憶の片隅の、埃をかぶった滅多に開けない空き箱に追いやっていただろう。その存在を思い出させてしまったなら謝るしかない。12Cの控えめでハンサムなボディワークは切り刻まれ、アールデコ風のデザイン要素、ケバケバしいクロームパーツ、そして奇妙なまでに無個性な顔つきが不釣り合いに組み合わされている。2012年のペブルビーチでのデビュー以来、公の場に姿を現すことはほとんどない。おそらく、これをオーダーした人物は、自分がしでかしたことに気付いたのだろう。
イスパノ スイザ カルメン

とはいえ、X-1のオーナーがその後、コレクションにイスパノ スイザ カルメン(※戦前のスペインの高級車ブランドの名を冠したEV)を追加していたとしても、我々は全く驚かない。ワンオフのX-1と同様に、このフクロウのような顔をしたスペイン製電動ハイパーカーは、1920年代のイスパノ スイザ全盛期の装飾と、現代のスーパーカー購入者が求める成金趣味を見事に融合させようと全力を尽くしている。その結果は、見事なアールデコ調の邸宅から寄木細工の床や真鍮の照明器具が引き剥がされ、クラッシュベロアのカーペットと悪趣味に色が変わるLEDに置き換えられてしまったのを見るかのようだ。
フォード サンダーバード(第11世代)

正しくやれば、レトロな自動車デザインは素晴らしいものになり得る。初代BMW ミニ、アルピーヌ A110、そして新型ルノー 5などがその好例だ。フォード自身も、2000年代のマスタングや新型ブロンコで成功を収めている。しかし、第11世代にして最終型となったサンダーバードは、レトロデザインが大失敗した最悪の例だった。エレガントな1950年代のオリジナルモデルを彷彿とさせるはずだったのだ。確かに彷彿とさせはした。ただし、それはオリジナルのクルマを見たこともない人に、電話越しでとても曖昧に特徴を伝えて作らせたなら、の話だが。
キャデラック セビル(第2世代)

見事に的を外したアメリカン・レトロデザインといえば、1980年に発売された第2世代のキャデラック セビルを紹介しよう。ほとんどの角度から見れば、同時代のアメリカ車と何ら変わりはない。クロームメッキ、合成皮革、そして激しいボディロールを伴う、巨大で四角い塊である。しかし、後ろに回ってあの「バッスルバック」のリアエンドを見るとどうだろう。1950年代のロールス ロイスやデイムラーのシルエットを喚起する意図があったのだろうが、それ以外の部分が頑なに四角いセビルにおいては、完全に場違いで、申し訳ないほどに安っぽく見えてしまうのだ。
リンカーン ブラックウッド

フォードの高級部門であるリンカーンが、F-150のよりラグジュアリーなバージョンを作るという論理自体は理にかなっていた。しかし、その結果が「節度を持ったデザイン」になることは決してなかった。残念なことに、完成したトラックであるブラックウッドは、その車名の由来となった装備によって計り知れないほど悪趣味なものになってしまった。笑えるほど小さな鍵付きの荷台を覆っていたのは、遠目には黒い木目調に見えるものだったが、近くで見ると、ビバリーヒルズの作り笑いよりもさらに偽物くさい代物だったのだ。
クライスラー ルバロン タウン&カントリー

ああ、わかっているとも。我々はすでに20世紀後半のクライスラー製品をひとつこき下ろしている。これでは不公平に思えるかもしれない。だが我々を弁護させてもらうなら、ブランド自らがタウン&カントリーのような代物で、格好の標的になりに行ったようなものなのだ。これは、悲惨なルバロンに1950年代風のウッドパネルを取り付けることで、高級感を出そうとした試みだった。いや失礼、フェイクの木目調パネルだった。こういったデザインは40年代や50年代の巨大なステーションワゴンではサマになったが、惨めなルバロンにおいては、ただ必死さが滲み出ているだけだった。
メルセデス マイバッハ GLS

超大型で豪華なSUVは、成金趣味や悪趣味という非難から逃れることは絶対にできない。巨大な標準のメルセデス GLSでさえ、非常に微妙な境界線上を歩いている。しかし、マイバッハ バージョンになると、その境界線は完全に踏み越えられ、黒塗りされて消滅してしまうのだ。特に、あのどう見てもバカげている23インチのホイールを履き、ツートーンのペイントを選んだ日には目も当てられない。これは「他人がどう思おうが知ったことか」という人々のためのクルマであり、その潔さゆえに、我々はこれを愛さずにはいられない。……いや、言い過ぎた。
アウディ RS Q8

フロントグリルのおまけにSUVはいかがですか? 論理的に考えれば、RS Q8が存在する理由は全くない。なぜなら、より安く、速く、軽く、見た目が良く、実用的で、効率的なRS6 アバントがすでに存在するからだ。しかし、ここ20年ほどの間で、クルマの購入者が論理で動いたことなどあっただろうか? 結果として、アウディ(そして巨大で速いSUVを作っている他のすべてのメーカー)は、妥協と過剰の産物であるこの車高の高い代物を、これからもバケツ一杯に量産し続けるのだろう。やれやれ。
ベントレー ベンテイガ EWB

2012年にベントレーが当時発表予定だったSUVをプレビューしたコンセプトカー、EXP 9 Fを覚えているだろうか? あのケバケバしいコンセプトカーと比べれば、市販版のベンテイガは控えめにすら見えるという事実が、すべてを物語っている。なぜなら、あの文脈から切り離してしまえば、ベンテイガは現代のクルマの中で最も派手で安っぽい部類に入るからだ。特に、引き伸ばされたEWB(エクステンデッド・ホイールベース)モデルではその傾向が顕著であり、延長されたホイールベースが、ただでさえ巨大だった車体に、さらなる視覚的な重みと圧倒的な面積を追加してしまっている。
ジャガー Eタイプ シリーズ3

初代ジャガー Eタイプの圧倒的な美しさについては、すでに十分語り尽くされているので、これ以上熱く語る必要はないだろう。しかし、1971年のシリーズ3モデルに対する異論のコーラスには、喜んで参加させてもらおう。10年選手のEタイプを70年代に適合させるため、ジャガーはそのゴージャスなGTにケバケバしいグリルと不格好なテールライトを取り付け、世界中で美しいガラスのヘッドライトカバーを廃止してしまった(それまではアメリカ市場向けのクルマだけの悩みだったのに)。そして最後にして最大の侮辱は、2シータークーペが廃止され、不格好なプロポーションの2+2だけが唯一のハードトップのEタイプとして残されたことだ。
起亜(キア) オピラス

新品のジャガー Sタイプを見て、「良いクルマだけど、もっと顔が怪しくて、インテリアが安っぽくて、さらに、安くて質素な足代わりとして知られているブランドのエンブレムが付いていれば良かったのに」などと思う人間がどれだけいたかはわからない。だが、2003年に登場した起亜 オピラスは、そんな極めて特異な祈りに応えるものだった。明らかにニッチすぎたため、起亜は右ハンドル仕様を用意する手間すら省いた。それはイギリスにとって幸運だった。なぜなら、今や快適なクラストップレベルのクルマを作っているこの会社が、この忌まわしい代物によってイギリスでのイメージを傷つけられずに済んだのだから。
アキュラ ZDX(初代)

ホンダの高級ブランドであるアキュラは、そのほとんどが北米市場に限定されてきた。つまり、初代BMW X6の不可解な成功に便乗しようとした、この奇妙で側面が絶壁のような、車高の高いハッチバックを、世界の他の国々の人々は目にしなくて済んだということだ。当然ながら、ZDXがX6の成功を再現できるはずもなく、あまり多くの台数が道路に溢れかえる前に、慈悲深くも生産終了となった。
インフィニティ FX ベッテル

通常のインフィニティ FXは、主にアメリカ市場向けに作られた高級エンブレム付きSUVに期待される通りのクルマだった。つまり、ほとんどのヨーロッパ人の趣味からすると、少し安っぽく派手すぎるのだ。しかし、インフィニティが2010年代初頭にレッドブルF1チームのスポンサーになったことで、当時圧倒的な強さを誇っていたセバスチャン ベッテルの名を冠した、この高性能スペシャルエディションが誕生してしまった。ただでさえ派手なエクステリアに、カーボンのリアウィングと、リアディフューザーには驚くほど安っぽいF1風のレインライトが追加された。素晴らしいエキゾーストノートを響かせていたとはいえ、コンセプト全体が完全に崩壊していた。
ランチア テージス

ランチア テージスは、1998年のディアロゴス コンセプトから生まれた。このコンセプトカーは、古典的な装飾を見事にやってのけた、かなり見事で堂々としたレトロな高級サルーンだった。しかし、数年後に市販版のテージスとしてトーンダウンされた頃には、視覚的な魔法のほとんどが失われてしまっていた。つぶらな瞳、突き出たクロームまみれのグリル、そして確かにエキゾチックに見える流線型のテールライトは、それ以外の地味で保守的な車のシルエットと完全に相反していたのだ。
スバル インプレッサ カサブランカ

1942年の不朽の名作映画『カサブランカ』で、ハンフリー ボガートが「君の瞳に乾杯(Here’s looking at you, kid)」という不滅のセリフを口にしたとき、彼が畏敬の念を抱いて見つめていた対象は、同名を冠した日本市場限定の特別仕様車、スバル インプレッサ カサブランカではなかったと断言できる。それは、インプレッサ カサブランカが映画公開から50年以上経って発売されたからでもあるが、最大の理由は、このネオクラシックの失敗作を目の当たりにした人間が発する言葉が、「うげぇ」みたいなものにしかならないからだ。
テスラ サイバートラック

ああ神よ、このクルマについても書かなければならないのですか? このクルマの露骨な視覚的醜悪さについて、あるいはこれが「肥満気味のステンレス鋼が具現化した、走る…あれ」に過ぎないという役割について、あるいはその巨大な重量とドアストッパーのようなボディのせいで、世界の大部分の地域で販売するための型式認定を取得することが物理的に不可能であることについて、すでに十分すぎるほどのデジタルインクが費やされてきたのではないだろうか? まだ足りない? わかった、いいだろう。とにかく、これを見てくれ。
スマート フォージェレミー

ファッションショーでモデルたちがキャットウォークを練り歩く映像を見て、「彼女たちが着ている服は、一体誰が着ることを想定しているんだろう」と疑問に思ったことがあるなら、あなたが見ていたのはファッションデザイナー、ジェレミー スコットの作品だった可能性が高い。だから、彼にスマート フォーツーが手渡され、「フォージェレミー」(いや、マジでそういう名前なんだ。ここのみんな、クラークソンかと思うよな…)という特別仕様車を作らせた結果は、予想通り不可解なものだった。小さなシティカーのリアピラーに、スコットのシグネチャーである翼のモチーフが組み込まれていたのだ。ありがたいことに生産台数が非常に少なかったため、野生の個体に遭遇する危険性は極めて低い。
フェラーリ 599 チャイナ

正しく作られれば、グランドツアラーはこれ以上ないほどエレガントで趣味の良いクルマになる。そして、フェラーリ 599は間違いなく正しく作られたグランドツアラーだった。だからこそ、ワンオフモデルの599 チャイナの存在は一層ひどいものに思える。アーティストのルー ハオによって作られたこのクルマの「チャイナ(磁器)」とは、祖父母がお気に入りの陶磁器のことであり、それがこの…ええと、興味深いエクステリアデザインのインスピレーションの源となっている。磁器のお皿のような真珠色の599ならまだ許容できただろうが、なぜわざわざ「落として割れた後、急いで接着剤でくっつけ直したお皿」のような見た目にする必要があったのだろうか?
レズヴァニ ナイト

スタート地点として、ランボルギーニ ウルスはセンスの良さの尺度で言えば「ネオ・ギリシャ風の悪趣味な豪邸」のあたりに位置しているが、アフターマーケットには常にそれをさらに推し進める余地がある。アメリカのレズヴァニほどそれを極端に推し進めるメーカーは少ない。彼らはナイトを作るために、ウルスに未来的なバットモービル風のカーボンボディを被せ、防弾ガラスや防弾パネル、車体下部の爆発保護、煙幕、そして電気ショック機能付きのドアハンドルなど、あらゆる軍事レベルの防御キットを提供する。なぜなら、もし自分が本気で暗殺の標的になっていると信じているのなら、角張ったV8搭載のメガSUVほど、世間の目を逸らしてくれるものはないからだ。
マンソリーが改造したすべてのクルマ

逃げ道を作っているように聞こえるだろうか? おそらくそうだろう。しかし、この悪名高い改造メーカーが犯したクルマに対する犯罪の数々から、どれか一つを他よりも悪質だと特定するのは難しすぎるのだ。もし一つだけ選ばなければならないとしたら、2025年に発表された、完全に不可解なショートホイールベースのコンバーチブルでモノポリーをテーマにしたメルセデス AMG G63か、あるいはフェラーリ プロサングエに対する目を覆いたくなるような数々の改造モデルかもしれない。ただ、どれが一番ひどいかは人によって違うだろう。どれを選ぶにせよ、口直しのために、美しい昔のアストンやアルファロメオの写真をいくつか用意しておいたほうがいい。
トップギア・ジャパン 072:トヨタが放つV8スーパーカーの衝撃と、2026年を支配する18台
中古車が気になった方へ
中古車相場をチェックする在庫車多数ガリバー
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新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
「マンソリーはドバイが好きな連中の公式カーだな」
「マンソリー。批判されると『嫉妬してるだけだろ』って返す奴のためのクルマ」
「マンソリー。悪趣味だと言うことすら、そもそも趣味の良さがあったことを前提にしてるからな。マンソリーは、砂を食ってた幼児期から味覚がまったく発達しなかったことを証明してるわ」
「マンソリー。スーパーカーオーナーのクソみたいな駐車を擁護する連中のドリームカー」
「マンソリー。税金含めて一切の責任を負えないクズっぷりをクルマの形にしたらこうなる」
↑「俺の心の中にいる砂食い幼児がそれ聞いて傷ついてるぞ」
↑「マン・ソーリー(あちゃー、ごめん)。客が完成品と高い請求書を見て愕然とした時に彼らが言うセリフだな」
「個人的には第11世代のフォード サンダーバードのエクステリアは結構好きなんだけどな。インテリアはまた別の話で、マジで悲惨だけど!アウディ RS Q8はクラシックな意味での美しさはないかもしれないけど、恐ろしく有能だし、そこはリスペクトしてる」
「イヴォークっていう、下品な美容師ご用達のクルマが抜けてるぞ…」
↑「そのイヴォークに、イヴォーク コンバーチブルを上乗せしてやろう」
↑「マジでゾッとするわ」
↑「😂」
↑「イヴォークは全然悪くないだろ。メルセデスでさえ眉をひそめるような価格設定のくせに、すべてにおいてそこそこ中途半端なだけのSUVってだけだ」
「ディフェンダーもここに入るべきだろ。少なくともRS Q8と同じくらい下品だ。自分はセンスがいいと勘違いしてる連中がマジメな顔して買ってる分、さらに笑える」
「なんでユーエイビアン プーマがリストに入ってないんだ?」
「このリストのクルマの少なくとも半分は、YouTuberのHoovieが買ってるはず。あいつのセンスも相当怪しいからな」
「ポンティアック アズテック。以上だ」
「ここ10年のすべてのBMWを忘れてるぞ」
↑「自動車業界で最も物議を醸したデザイナーのリストもやるべきかもな」
「Q8はそこまで悪くないだろ。クーペクロスオーバーの中じゃ間違いなく一番マシな見た目だ(褒め言葉になってないかもしれないが)。このリストでQ8より上位に入れるべきクルマは他にも絶対ある。Eタイプに関しては、シンディ クロフォードにホクロがあるからってブス呼ばわりするようなもんだ。もう少し客観的に見ろよ」
「センスなんて個人の好みだからな。Eタイプに関しては同意できない。前の世代と比べたら魅力は落ちるかもしれないけど、当時の同年代のクルマと比べたらまだマシだ」
「フィアット ムルティプラがない? マジで?」
↑「ムルティプラは…見た目こそアレかもしれないが、悪趣味ではないだろ。使い勝手が良くて、経済的で、空間効率も良くて、視界も広い。このリストにふさわしい、デカくて見栄っ張りで悪趣味なSUVのレンガどもと比べたら、はるかに実用的なクルマだ」
↑「素晴らしいクルマだよ。うちのも最高だった」
「レンジローバー イヴォーク コンバーチブルはどこだ?」
「フォード スコーピオは?」
「あのルバロン タウン&カントリーにはいつも呆れるよ。ショールームに行ってあれを見て、『これ欲しい』って思う奴がどうして存在したのか不思議でならない。歴史のゴミ箱に直行すべきものがあるとすれば、それはクルマの木目調パネルだ。ああ、あれが偽物の木目調パネルだってことは知ってるよ。でも、だからこそ余計にダサいんだ」
「BMW XM。特にレッドエディションな」
「コホン、4」
「確かにシリーズ3のEタイプはシリーズ1ほど美しくはないけど、このリストに載るようなクルマじゃないと思う。今見ても十分美しいクルマだ」
↑「同感だ。ジャガーに対して厳しすぎると思う。マンソリーの改造車だけでトップ30を埋めることもできたはずなのにな」
「すべてのSUVとクロスオーバーをこのリストに追加すべきじゃないか? あいつら機能性じゃなくてファッションで買われてるんだから」
「不名誉なクルマをいくつか挙げようと思ってたけど…あの吐き気のするマンソリーのBMWを見たら全部吹っ飛んだ。一体全体あれは何なんだ!?」
↑「まあ、ベースのクルマからして元々不細工だけど、そこにマンソリーが熱にうなされたようなデザインキットをくっつけたせいで、ブサイクの頂点に達しちゃってるからな」
「サイバートラックのスタイリングにはどうも馴染めなかった。テクスチャのレンダリングが終わってないオープンワールドゲームみたいに見えるのはさておき、プロポーションが個人的に無理だった。でも、それに反対する人もたくさんいた。このリストにある他のクルマとは違って、アイコンになったのは否定できない事実だ。別の世界線なら、初代TTみたいに『大胆で、万人に愛されるわけじゃないけど、他とは違うことを恐れないクルマ』として評価されてたかもしれない。最近の『悪趣味』っていう評価は、クルマそのものよりも、イーロン マスクの傲慢さがどんどん増してることや、TwitterのNFTアイコンにしてるような連中と結びついてることの方が大きいと思う」
↑「それがアイコンになってるのは、テスラの信者やテック系の連中っていうごく一部の界隈だけだろ。発売直後のハネムーン期間が終わったら、売上は崖から落ちるように急減した。だって大半の人間は最初からあんなの嫌いだったし、その評価は今も変わってない。ニッチ向けにデザインされること自体は悪いことじゃないし、大抵の国にサイバートラックを崇拝するニッチな層はいるだろうけど、テスラにとって不運だったのは、そのデザインが(見た目じゃなくて設計として)バカすぎて、ほとんどの国で公道走行の認可が下りないってことだ。率直に言って、傲慢さが招いた教訓だよな」
↑「サイバートラックを現実的に売れるのはアメリカだけだろうな。ここイギリスやその他のほとんどの市場では、歩行者保護の衝突安全基準があるから、販売するのはほぼ不可能だ。イーロン マスクはおそらくTwitterで、自分がやろうとしてることに対して政府が干渉してくるってキレ散らかしたんだろう。たとえ歩行者をはねた時に悲惨な結果になるクルマを売ろうとしてたとしてもだ。アメリカでも、ビットコインのNFT好き、テック系の連中、テスラ信者しか買わなかったのも致命的だった。あいつらは普通の人間から広くバカにされてる連中だから、その層が買い終わったら売上が急激に落ち込んだ。理由は単純で、大半の人間はあれを醜いと思ってるし、マスクのことも完全に嫌悪してるからだ。ここイギリスのM40(高速道路)で一台見かけたけど、公道を合法的に走れないからトレーラーに積まれて運ばれてたよ。イギリスじゃどこへ行くにも牽引されなきゃならないなんて、ただでさえバカみたいな見た目がさらにバカっぽく見えたね。チョコレートで作ったティーポットくらい役に立たないってことさ」





