BMWの高性能車を手掛けるALPINAは、新モデル「BMW ALPINA B3 GT」と「BMW ALPINA B4 GT」の予約注文を開始した。
BMWの高性能車を手掛けるALPINAは、新モデル「BMW ALPINA B3 GT」と「BMW ALPINA B4 GT」の予約注文を開始した。日本市場への導入は2024年末を予定しており、価格は以下の通りだ。
BMW ALPINA B3 GT Limousine:1,600万円
BMW ALPINA B3 GT Touring:1,670万円
BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé:1,660万円
「GT」の称号を持つこれらのモデルは、ALPINAの中でも最も理想的な車両を表しており、エンスージアストたちの憧れを具現化している。BMW ALPINA B3 GTおよびB4 GTは、爆発的な動力性能、卓越したドライビング・パフォーマンス、そして唯一無二の快適さを兼ね備えている。これらの特性は、ブッフローエの工場での伝統的なクラフツマンシップにより実現されている。
新型GTモデルには、3.0リッター直列6気筒ビ・ターボ・エンジンが搭載され、最高出力は529PS、最大トルクは730Nmに達する。エンジンは専用のマッピングが施され、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開走行に対応する。8速スポーツオートマチックトランスミッションや可変式の全輪駆動システムにより、パワーが効率的に路面に伝達される。
2023モデルと比較すると、B3 GT Limousineでは、0-100km/h加速3.4 s (-0.2 s)、0-200km/h加速11.6 s (- 0.6 s)、最高速度308km/h (+3 km/h)、B3 GT Touringでは3.5 s (-0.2 s )、12.0 s (- 0.7 s)、305 km/h (+ 3 km/h)、B4 GT Gran Coupé では、3.5 s (-0.2 s)、11.9 s (- 1.0 s)、305 km/h(+ 4 km/h)と、向上している。
WLTP測定サイクルに基づく燃料消費量は9.52km/L、CO2排出量は26.9g/kmと、環境にも配慮されている。
新型B3 GTとB4 GTのシャシーとサスペンションは、より高い剛性と精度を実現し、優れたドライビング・ダイナミクスを提供する。特にB4 GTのアジリティ向上のために、新たに強化されたフロント・スタビライザーが採用されている。
外観には、小さなカナードやスプリッターを備えたフロント・スポイラー、新デザインのリヤ・ディフューザーなどが特徴だ。インテリアは、最高級ラヴァリナ・レザーやオロ・テクニコ仕上げのディテールが施されている。
20インチの鍛造ホイールは、ダイヤモンド・カット仕上げで、GT専用のオロ・テクニコカラーが特徴だ。カラーバリエーションは、伝統的なアルピナ・ブルーやアルピナ・グリーンに加え、様々なBMW Individualのカラーが選択可能だ。
新しいコックピットデザインには、個別のシリアルナンバーが記載された製造番号プレートがセンターコンソールに取り付けられている。運転支援システムも充実しており、B4 GT Gran CoupéにはBMWドライビング・アシスタント・プロフェッショナルが標準装備されている。
ブルカルト・ボーフェンジーペンが1965年にアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限 & 合資会社(ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH + Co KG)を設立して以来、ブッフローエは、独立資本の家族経営企業が BMW 社とのパートナーシップを通じて開発・製造する、BMW車をベースにしたハイエンドモデルを生み出す本拠地として広く知られている。アルピナは1983年に、ドイツ政府自動車局によって自動車製造業者として登録されている。
現在、息子のアンドレアスとフロリアンとともに運営を行っているが、2025年末をもって、アルピナ・ブランドの商標権を BMW に譲渡する。家族経営のアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限 & 合資会社は今後新たに「BOVENSIEPEN 社」として、クラシックカー関連事業への投資や、これまでと異なる情熱的で新しいモビリティの開発に挑戦し続ける。なお、車両開発と生産は、今まで同様2025年末までドイツのブッフローエで継続される。
ブガッティ ボリード/ケータハム プロジェクトVの真実/日本のDAMD/プリウス:トップギア・ジャパン 061