トップギアの特派員であるコリー スポンデント(コレスポンデント:特派員)が、自動車業界から、独占フェイクニュースをお届けしている。ダチア スプリングのショールームにバンクシーのアートワークが出現、最も安いEVがプライスレス化。
グリムスビーにあるダチアディーラーのオーナーは、ショールームで展示されている新型電気自動車「スプリング」のモデルが、イギリスのストリートアーティスト、バンクシーによって落書きされていることを発見した。これにより、それは完全にプライスレスになってしまったのである。
今年後半に登場する予定であるこの車は、15,000ポンド(290万円)からと予想されているが、オリジナルのバンクシーが加わったことで、展示車の価値は一晩で100倍以上に跳ね上がった。
その結果、"Hope Springs Eternal"と題されたこの作品を一目見ようと、数え切れないほどの人々がハンバーサイドのダチアディーラーに押し寄せた。批評家たちは、この名前が政治的な批判を暗示していると指摘し、「漠然としたダジャレにとどまるものではない」としている。
「今朝、店を開けてびっくりしたよ。びっくりしたよ。「本物のバンクシーだ。私のディーラーに。信じられない。フクロウが入ってきて以来、こんなにショックを受けたことはない。
「噂が広まるやいなや、それを見ようとする人たちが列を作ったのです。もちろん、その列がうちのダスターとジョガーの前を通るようにしたんですけどね。パンフレットも全部処分しました。いいものですよ」
バンクシーが最新作のキャンバスにダチア スプリングを選んだ動機は定かではない。ある訪問者は、生活費の高騰を表現したものだと主張したが、別の訪問者は単に観察しただけだった:「これが15,000ポンド(290万円)で買えるなら、その2倍もする電気自動車コルサを買う必要はないだろう」という声も聞かれた。
オーナーは今、地元の議会と連絡を取り、作品のセキュリティについて話し合っている。なんせ、国際的に有名なアーティストの作品を、誰にも気づかれることなく単に盗んでEbayに出品することはできないということを理解していない人々によって、すでに何度も盗難未遂に遭っているのだから。
「潰してしまうかもしれませんね」とオーナーは言う。「数年前にバンクシーがシュレッダーにかけたようにね。あれで、価値が上がったでしょ?」
独立した専門家がトップギアに確認したところによると、確かにそうなればバンクシーのオークション価格は数千万ポンドにまで跳ね上がるだろうとのことだが、その場合、ダチアの広報担当者は3年保証は無効になるということを強調している。
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