書評:ホンダ リトルカブ 開発物語とその魅力 開発担当者らがその経緯を自ら綴った初の書籍

書評コーナーは、ホンダ リトルカブ―開発物語とその魅力。人気のホンダリトルカブを開発担当者らがその経緯を自ら綴った初の書籍。

スーパーカブの派生モデルとして1997年に誕生したリトルカブ。その愛らしいスタイリングで多くのファンの支持を得て、国内専用モデルとして2017年まで20年にわたって16万台が販売された。

本書はその企画からテスト、ネーミングの決定、販売に至るまでの開発や担当者の当時の思い、実際のオーナーの声をまとめたものである。

1995年1月ごろ、“需創”というプロジェクトが発足した。正式名称を需要創出活動といい、この目的の一つに本田技研工業が設立50周年を迎えるにあたって、さらなる国内二輪市場拡大があった。そこで市場調査を行ったところ、スーパーカブの様々使用実態が明らかになった。そこには、実用以外のファッション性や高齢者の姿勢変化による乗り難さの解消など、スーパーカブに求められる要望があった。そこから生まれたのがリトルカブなのである。

本書では開発担当者らがその経緯を自ら綴っており、さらにネーミングやカラーリングの採用に至る経緯まで語られているので、リトルカブのメカニカル面だけではなく、マーケティングやデザイン面の知識も得られる。さらに限定車なども含めたカタログがカラーで紹介されているのも興味深い。

巻末にはリトルカブの関連年表や販売台数推移が掲載されているので、資料性も高い。

2023年は本田技研工業が創立75周年を迎えるにあたり、2020年3月刊行のホンダリトルカブ 開発物語とその魅力の内容はそのままに、新デザインのカバーを採用した500部限定の新装版である。(内田俊一)

ホンダ リトルカブ―開発物語とその魅力
編者:三樹書房 編集部
発行:三樹書房
定価:1,980円
ISBN978-4-89522-806-0

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