お抱え運転手仕様な高級ミニバン、レクサス LMがイギリスにも導入されるとあって小躍り


SUVは死んだ、これからはミニバンがショーファードリブンに

レクサスはわかってる。SUVの代わりに、新しいフラッグシップ「ラグジュアリームーバー」は、ちゃんとしたMPVの形をとっているのだ。万々歳!

さらに嬉しいニュースが。というのも、このLMはイギリスとヨーロッパで初めて発売されるから。まだ2代目であることは承知しているが、私たちはとても楽しみにしている。

レクサスはこのクルマで「豪華な運転手付きのピープルキャリアという新しい市場セグメント」に参入したいと考えている。LSサルーンやLCクーペ/コンバーチブルと並ぶLMは、「リムジンの究極の豪華さを、広々としたピープルキャリアの形式で提供する」とも言っている。

この後部座席の広さを見れば、高級SUVよりもMPVを選ぶ理由がわかるはずだ。

では、インテリアから見ていこう。ひとつはごく普通の7人乗り、もうひとつは超スマートな4人乗りで、後部にはフルリクライニングのキャプテンチェアがあり、エティハド航空の2万ドル(270万円)以上の「レジデンス」フライトよりも広い足元が確保されている。

48インチのHDテレビ、冷蔵庫、折り畳み式テーブル、23スピーカーのマークレビンソンサラウンドサウンドシステム、運転席と助手席の間の調光可能なパーティションが完備されているからだ。

さらに、赤外線センサーで後席乗員の体温を測定し、エアコンを自動調整するクライメート コンシェルジュというものもある。足元は寒くないですか、それから他の場所は大丈夫?なんて、LMはあなたよりも先にそれを察知し、あなたのためにファンをセットしてくれるのだ。ちょっと怖い気もするけど、それがラグジュアリーというものだろう。

クライメイトコンシェルジュのモードは5種類から選択可能だ。リラックス、ドリーム、フォーカス、エナジャイズ、マイオリジナル。 また、「ナノイーX」技術により、「ウイルスや細菌、アレルゲンを抑制し、肌や髪の保湿効果も期待できる微細な水粒子を気流に加える」ことができる。ヤバいよね。

レクサスによると、LMを開発する際に「プライベートジェット機メーカーや超富裕層の消費者」を対象に調査を行ったというから、ターゲットとなる市場が見えてくるし、1990年代の初代LSサルーンがインスピレーション源だとも言われているよね。これは非常に良いニュースだ。

「これはバンの再利用ではなく、LMはあらゆる点で唯一の乗用車であり、それ自体なのである」とプレスリリースには書かれている。

確かにパワートレインも、バンのようなものではない。今年後半に英国で発売されるLM 350hは、2.5リッター4気筒ガソリンエンジンに電気モーターと4輪駆動を組み合わせた250psのハイブリッドセットアップを採用している。

また、アダプティブ・サスペンション、アルミニウム製ボディパネルによる軽量化、「ノイズ低減ホイールとタイヤ」も採用されている。ホイールは17インチ鋳造または19インチ鍛造合金で、キャビンのアクティブノイズキャンセルは乗員を完全に隔離するものである。

とはいえ、まだ話していないことが1つある。そう、そのルックスだ。もちろん、内部で贅沢な時間を過ごしている間は、LMの外観を見る必要はないのだが、この顔は本当に印象的でしょ?





=海外の反応=
「これはメルセデスのVクラスと高級8人乗りの競合になるのでは?」
「正面から見ると、頭の悪いウバザメのようで、醜い」
↑「ウバザメってどんなヤツ?」
「フロントエンドはグロテスクだが、その他のエクステリアはそれほど悪くはない。でも、すごい。とんでもないインテリアだ。4人乗りの構成でほとんどコンセプトカーレベルのデザイン。レクサスのエクステリアデザインチームは、今度VWのID.Buzzを見てインスピレーションを得るかもしれないね」
「クルマに似ているけど、もっと醜い。プロのデザイナーチームがこれほどまでに失敗するはずがない。これが本物になるとは信じられない」
「英国の道路で、このようなものを見かけることは、まさにゼロに近いと思う」
「アジアの富裕層には、XLサイズのSUVを買って内装をカスタマイズする代わりに、快適なシートとあらゆる装備を備えた広々としたMPVを買う傾向がある。トヨタの日本のサイトを見れば、どれだけの種類のMPVがあるのか、そしてどれだけの種類のMPVを販売しているのかがわかる。北米やEUの顧客は、まだこのようなオプションには興味がないのだと思う」
↑「SUVを選ぶ人が増えている一方で、高級ミニバン/MPVへの関心が高まっているのは間違いないだろう。最近は確かにメルセデスのVクラスが多くなってきたしね」
↑「ドイツ製SUVが好きすぎる人は、残念だ」

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