ホンダ シビック タイプ RがニュルブルクリンクでFFモデルの公式最速ラップタイムを記録

トップギア カーオブザイヤーほか三冠達成車

雑誌トップギア・ジャパン 054でトップギア カーオブザイヤーほか三冠を達成したシビックタイプRが、さらなる称号を手に入れた。Hondaは、ドイツのニュルブルクリンク北コースで、CIVIC TYPE R (シビック タイプアール)の性能評価のための走行テストを行い、FFモデルで最速となる、7分44秒881のラップタイムを記録した。こちらは、Nürburgring公式測定値。2019年より制定されたNürburgring公式ルールに基づく、北コース(Nordschleife) 20.832kmでの測定値となる。なお、2019年以前は、20.600kmでの測定かつNürburgring非公式タイムだった。これにより、フルモデルチェンジをしたシビックTYPE Rの運動性能が先代モデルと比較し、さらに向上したことを証明したのである。一番下に動画もあるので、ぜひご覧いただきたい。

テクニカルなトピックとしては、下記が挙げられる。先代モデルの2.0L VTEC TURBOエンジンをベースに、ターボチャージャーの刷新などにより最高出力330ps(243kW)、最大トルク420Nmに向上した。フロントグリル開口面積拡大や、ラジエーターの有効開口面積の拡大などにより、冷却性能及び排熱・空力性能を向上させた。フロントとリアともに、細部の形状にこだわったデザインにより効果的にダウンフォースを向上させ、限界走行時における安定性を実現した。先代から採用している2ピースディスクブレーキシステムのマスターパワーの特性を変更し、低速から高速までのさらなるブレーキのコントロール性を追求。また、ブレーキへの導風効率を高めたことで、クローズドコースでの連続走行時におけるブレーキ温度の上昇を低減し、安定したブレーキ効力と耐フェード性を実現。CIVIC TYPE Rに標準装着のMICHELIN PILOT SPORT 4 S(ミシュラン パイロット スポーツ フォー エス)の開発ノウハウを生かし、ミシュランとMICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECT(ミシュラン パイロット スポーツ カップ ツー コネクト)を共同開発。サーキット走行性能をより引き出し、ドライグリップ性能を向上させるとともに、バランスのよいハンドリングを実現した。

シビック TYPE R 開発責任者 柿沼秀樹氏からは、下記のメッセージが寄せられている。

~世界中のシビック TYPE Rファンの皆様へ~

シビック TYPE R は、“Ultimate SPORT 2.0” をコンセプトに据え、己を超えるクルマづくりでTYPE Rにしかない 「本質」の価値と、心に響く「官能」を磨き上げた、究極のFFスポーツを目指し開発しました。2022年9月の日本での発売を皮切りに、私たちの想像を遥かに超える驚きと喜びの声を、世界中の皆様から数多くいただく中で、もう一つ、私たちが果たさなければならない使命がありました。それは、“ニュルブルクリンクFF最速”を成し遂げることです。
先代シビック TYPE Rから6年の時を超え、私達がTYPE Rにかけた想いと進化の先に到達した新次元。ついにその称号を世界中のTYPE Rファンの皆様にお渡しすることが叶いました。
すでにお乗りいただいている方から、これからオーナーになられる方まで、私達とともにその誇りを胸にしながらTYPE Rを愛し、そして満喫していただけることを心より願っています。

雑誌トップギア・ジャパン 054でも、グローバルに認められるシビックタイプRの魅力を確認していただきたい。





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