マイケル マン監督のフェラーリ伝記映画は’007的な’カーチェイスが楽しみ


フェラーリのあとはマセラティの映画製作も予定

最近北米で公開されたランボルギーニの伝記映画は、「生ぬるい」と言わざるを得なかったが、イタリアの偉大な自動車メーカーに関する他の2本の長編映画の制作は急ピッチで進んでいる。そのうちの1本には、007映画のようなレースシーンが登場するそうだ。

さて、プロデューサーのアンドレア イエルボリーノ氏がトップギアに語ってくれたところによれば、マイケルマン監督がエンツォ フェラーリの人生と愛を描いた今度の映画では、「驚くべき」カーチェイスのシーンが登場するそうだ。

「アダム ドライバーはエンツォを演じ、ラウラ(フェラーリ)を演じるペネロペ クルスとともに素晴らしい仕事をしています。この映画の撮影方法は素晴らしいものです。60年代と70年代が舞台で、カーレースや撮影方法を見ると、ジェームズ ボンドの映画のように見えてくるんですよ」

世界で最も有名な自動車会社と、イル コンメンダトーレ(フェラーリの創業者エンツォ フェラーリに与えられた称号の1つ。これは、イタリアの勲章の1つである「コメンダトーレ・デッラ・リアル・オルディーネ・ディ・サン・ジョルジョ(聖ジョージ王立勲章騎士団のコメンダトーレ)」に由来している。エンツォ フェラーリは、自動車レースでの優れた業績やフェラーリの成功によって、この称号を受けた)というニックネームを持つ世界で最も有名な自動車メーカーのボスの映画を作るというプレッシャーについて、イエルボリーノはこう語っている。 「プレッシャーは、私ではなく、マイケル(マン)にかかっていました!私の仕事は、できる限りのものを彼に届けることでした」

「でも、マイケルこそが主役なんです。彼は20年もの間、この映画のために(オンとオフで)本当に一生懸命働いてきましたから。この映画は何度も崩壊しかけてきたのです」

イエルボリーノは、マンの映画はエンツォの人生、妻との関係、そしてもちろんモーターレースを取り上げると語った。「しかし、彼がいかにもろい人間であったか、人々はそのことに気づいていなませんでした」

イエルボリーノは、酷評された『ランボルギーニ:伝説の男』のプロデューサーの一人だ。その映画に対する否定的な反応(その多くは、矛盾が引き金となっている)について追及されたとき、アイエルボリーノはこう言った:。「みんな自分の仕事をするしかないんです。20年前、初めて映画を撮ったときにそれを学び、今、90本目の映画を撮っています」

「みんな自分の仕事をするだけだというのを学んできました。それ以外、私からは何も答えられません。誰もがご自身の意見を持っています。私にとって本当に重要なのは、人々が映画を気に入ること、そして映画が成功することです。そうすれば、誰が何を言おうと、その映画は歓迎されることになるのです」フェルッチオの息子で、イエルボリーノにこの話を持ち込んだトニーノ ランボルギーニが、この映画を良いと評価したことを指摘した。

ランボルギーニとフェラーリの映画の後、イエルボリーノは次にアルフィエリ マセラティの伝記映画に取り組む予定である。マン監督の「フェラーリ」に続いて、今年9月に撮影を開始する。

彼は次のように述べた。「マセラティ兄弟を描いた作品ですが、主にアルフィエリ マセラティについて描いています。ご存知のようにアルフィエリはカーレースの後、手術後の合併症で亡くなりました。自分の夢を追って死んでいった男なのです」

イエルボリーノはこれ以上の詳細には触れなかったが、ローマ映画祭に間に合うように2024年の公開を目指している。そして、その先には、もっと多くのことが待っているかもしれない。

「私たちのチームがカームービーメーカーだと思われているようで、他の自動車ブランドからも、たくさんのオファーが来ています」とイエルボリーノは言った。「マセラティの映画の後に、何か特別なことを発表するかもしれません。まだまだ、たくさんのストーリーがありますから」









=海外の反応=
「マイケル・マンの映画を最後に見てから、ずいぶん時間が経ってしまった。彼の映画は史上最高傑作のひとつであり、とても雰囲気のある作品なので、これが彼のメジャーカムバックになることを祈っている」
「車好きの私でも、ランボルギーニ、フェラーリ、マセラティ…なんかの映画にはあまり興味がないんだ。作り物ばかりになるのは目に見えているから」
↑「不評だったランボルギーニの映画も、典型的なハリウッド映画の「ハウス・オブ・グッチ」と同じで、作り物だったしね。しかし、マイケル マンの『ヒート』や『インサイダー』など、実話を基にした映画を見ると、確かにドラマチックな部分もあるけど、それでも事実に忠実で、今でも十分通用するほど優れている。マン監督の作品ということで、この作品が彼の大きなカムバックとなることを期待している」

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