「新型シビック タイプRを買ったんだけど、ちょっと大人しすぎるかな…」なんていう人がいたら、おすすめがあるよ。今からご紹介するのはまさに、新型シビックタイプ Rにアフターマーケットエキゾーストを装着したようなものだから。大口径のステンレス製エキゾーストは、おそらくみなさんが想像しているような音もするはずだ。
ミルテック スポーツ(Milltek Sport)によれば、「背圧を20%以上低減し、回転域全体でエンジン出力を増加させ、ターボの性能を向上させる」ものだそうだ。正直、猜疑心が旺盛な我々としては、ダイノテストや数値で裏付けするのが理想的だろう、とはちょっと思う。次回のためにも、ね。
また、背圧を下げるとターボの性能が上がるというのも、同様によくわからない。私たちは技術者ではないが、背圧が低いほど排気ガスが速くなると仮定すれば、理論上はタービンが速く回り、コンプレッサーも速く回ってブーストが上がるはずだ。しかし、実際には、ターボチャージャーの出力圧は、ウェイストゲートやブーストコントローラーで調整されている。
しかし、ミルテックは、私たちが知らないことを知っている可能性がある。というのも、このシステムを搭載したシビック タイプRは、すでにミルテックの施設とノルドシュライフェのサーキットでテストされているのだから。だから、(おそらくエンジンチューンとともに)新型タイプRからさらなるパワーとスピードを引き出すのに役立つ可能性は十分にあるということだ。
そして何より、この新型シビック タイプRが未来のホットハッチ伝説となるための、ちょっとしたパーソナライズなのだ。 伝説のホットハッチが、市場で伝説の価格をつけ始めたら、簡単に元に戻せる。現在のクラシックカー市場を鑑みれば、それはまさに私たちが見ているものであるように思える。
*新型シビック タイプRがトップギア カーオブザイヤーを受賞したトップギア・ジャパン 053もご参照いただきたい。