メルセデスの最新のラグジュアリーEVが充電ステーションに登場した。メルセデス・ベンツ EQE SUVは、ブランドにとって5番目のオール電化SUVで、確かに安くはないが、驚くべき量の最先端技術とベンツブランドの代名詞ともいえる派手なものを備えている。
90,560ポンド(1,500万円)からスタートするEQE SUVには、350 4MATICと500 4MATICの2種類のパワートレインが用意されている。どちらも全輪駆動で、350は0-97km/h加速6.6秒、89kWhのバッテリーで334マイル(538km)を走行可能だ。500は0-97km/h加速4.9秒、航続距離324マイル(521km)だが、航続距離は「モデルによって異なる」とブランドは強く主張している。ドライバーや天候によっても異なるという。
とにかく、どちらも170kWのDC充電に対応し、「プレミアム プラス」トリムは22kWのAC充電も可能だ。
エントリーレベルはAMGラインからで、これは超高級車市場に進出するというメルクの決断を示すものである。エアサスペンション、「エナジャイジング」エアフィルトレーションシステム、冷暖房付フロントシート(レザートリムでスポーティ)、アクティブパークアシスト、イルミネーションドアシルなどが標準装備されている。また、キーレスエントリー、アダプティブLEDヘッドライト、AMGエクステリアスタイリングも用意されている。
プレミアム プラスでは「未来が見える」ハイパースクリーンが、なんと8,000ポンド(130万円)値引きでオプション設定となっている。プレミアム プラスでは、デジタルライト、ヘッドアップディスプレイ、「Hey Mercedes」の掛け声で起動するデジタルアシスタントとともに、印象的な3つのディスプレイが標準装備される。
それから、プレミアム プラスのメリットはまだある。ホイールサイズが1インチアップする。一方、ビジネスクラスでは、ハイパースクリーンにテレビ機能が搭載され、快適性が一段と高まる。興味深いのは、トップレンジのトリムになると、ヒーテッドステアリングホイールが追加されることだ。
購入しても飛行機のマイレージが貯まるわけではないが、家族全員が快適に過ごせるはずだ。この技術を採用した初の市販車である2021年型Sクラスと同様に、EQE SUVもプレミアムプラスとビジネスクラスのトリムでは、10度のリアアクスルステアリングを備えている。このとくに人目を引くわけでもないクルマが、ロンドンのタクシー運転手のように優雅に重さを移動してコーナーを曲がり、駐車することができるのだ。