ピニンファリーナデザインのヴィンファストのEVがパリモーターショーに登場



私たちは以前から間違っていたのだが、おそらく皆さんはこれまでヴィンファスト(Vinfast)についてあまり詳しく知らないかもしれない。ピニンファリーナにデザインを依頼し、デビッド ベッカムに…といえば、ああ、あれね、と気づく人もいるはずだ。

しかし、まるでその疑問に答えるかのように、ベトナム最大の自動車メーカーであるヴィンファストが、パリモーターショーに2台の新しいEV SUVを出展する。

まずVF 8は、論理的には小さいほうだが、5ドア5シーターのSUVで、レガシーメーカーから生まれたような、場違いに見えないスタイリングである。ちょっと、ルノーっぽい感じがするが、イタリアの巨匠ピニンファリーナのデザインであることを考えれば、これはほんの少し奇妙なことだが、このセグメントのクルマに期待するものとはまったく違うと言って差し支えないだろう。東欧や韓国、中国の最初のクルマがどんなものだったかを思い起こすと、ベトナムがかなり先人を切っていこうとしていることがわかる。

デュアルモーターとAWDのセットアップで400bhpと610Nmを発揮し、97km/hまでの速度は5秒台前半に達するようだ。右足が礼儀正しさを示すのなら、フル充電で約400kmを走れるという。現実には、公式の燃費値と同じように、このような数値は抑制することで可能になる。

一方、VF9の数値は、6人あるいは7人乗り、航続距離563km、加速は6秒台前半と、かなり肥大化したものである。もちろん、それでも十分に速いのだが…。 乗り物酔いは、2人ではなく5人の子供がかかるとすれば、魔法のように楽しくなるものじゃない。だが、こちらはヴィンファストからの賢明な行動の現れでもある。

VF9のデザインやスペックが業界標準であるのと同様、ヴィンファストはパーツやドライブトレインをシリーズで共有している。VF 9はVF 8と同じ400bhpのデュアルモーターセットアップを採用しているわけだが、これはファミリーSUVとしては十分すぎる性能だからだ。

そして、「十分な速さだ、ありがとう」という言葉は、ヴィンファストのテーマのようなものなのだ。2022年初頭、創業からわずか5年、実際に車を販売してから3年足らずで、同社は内燃機関を使用しないことを発表した。ベトナムのヴィンファストは明らかに、シリコンバレーを動かす「迅速に行動せよ(Move Fast)」マントラの流れを汲んでいる。しかし、「既存のものを壊す」ことに関しては、むしろ「気に入らないものは臆することなく捨てる」ことの方が重要であるように見える。これは、「次のヒュンダイを見るようなものだ」という意味で、むしろ良い兆候のように思われる。しかし、繰り返しになるが、我々は前に間違って見ていたことがある。



みんなのディープラーニング講座 ゼロからChainerとPythonで学ぶ深層学習の基礎

=海外の反応=
「素晴らしい。興奮を抑えることができない」
「プラスチックの輝きが微妙に違う、重厚で高級感のあるBEVが増える。それは「むしろ良い兆候」ではないだろうか?」
↑「ナシだろ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/10/54974/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ