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ロータスは、創業70周年の直後に当たる2018年に「Vision80」計画を発表した。今回の戦略的方向性および新製品の発表は、この計画が順調に進行していることを示すものだ。ロータスは、戦略的な3本の柱(ビジネスの刷新、製品ラインナップの革命的進化、毎年の業績目標の達成)に基づく「Vision80」を通じて、80周年を迎える2028年までに、すべての目標を達成することを目指している。
そのような中、LAP(Lotus Advanced Performance)という新部門が今年初めに創設され、9月から本格始動することとなった。このLAPでは、ワールドクラスの顧客に対して、スペシャルなクルマを提供する。リミテッドエディションのほか、顧客からの要望に応え、世界に一台のロータスを作り上げることも可能だ。
LAPには、8つの要素がある。アクセサリー(Accessories)、オプション(Options)、リミテッドエディション(Limited Edition)、エクスペリエンシャル(Experiential)、ハロー モデル(Halo Models)、クラシック(Classic)、モータースポーツ(Motorsport)、 LDA(Lotus Driving Academy)という構成だ。まだすべてを明らかにすることはできないが、すでに発表されているLAPプロジェクトの2台をご紹介しよう。
まず、下の動画でも紹介されたハイパーEVのエヴァイヤ(Evija)から。エヴァイヤは雑誌「トップギア・ジャパン043」のエレクトリック アワードで「ずっと見つめていたい」賞を受賞した、ロータス初の電気自動車だ。最高出力は2,000ps、最大トルクは1,700Nmというパワーにもかかわらず、車重は1,680kgと、ハイパーEVクラスでは世界最軽量を誇っているというロータスらしさが詰まった一台だ。90kW/hのバッテリーを搭載し、航続距離は250マイル(402km)。このエヴァイヤがスゴいのは、0-300km/h加速が9.1秒という鬼速なところ。0-300km/h加速をライバルと競ってみると、ポルシェ91820.1秒、マクラーレン セナ17.5秒、ラフェラーリ15.7秒、マクラーレン スピードテール12.8秒、ブガッティ シロン12.1秒、テスラ モデルSプラッドでは24.9秒と、まさに他の追随を許さない加速力だ。200-300km/h加速では、ブガッティ シロンの半分のタイムで到達してしまう。
そして、エミーラGT4だ。LAPのBespoke Vehicle and Experiential divisionから出た最初の新しいモデルとなる。ちなみに、生産初年度分は既に完売している。世界のモータースポーツシーンへの復帰は、英国のスポーツカー少量生産メーカーからグローバルなパフォーマンスカーブランドへ変革の重要な柱となる。エミーラGT4は、最新の安全規制を満たす軽量なモータースポーツコンポーネントを採用して手作りされた公認のパフォーマンスマシンだ。高度なボディワークにより、非常に軽量になり、レースシーンで実績あるトヨタ製の3.5リッターV6エンジン、エミーラの高度なエクステリアデザインから派生し、最適化された空力学が組み合わされている。
他にもプロトタイプレーシングカーを再現したマシンを制作予定という話も聞こえており、ロータスファンにとって常に動向をチェックしたくなるのがLAPだろう。
LAPのディレクター、サイモン レーンは顧客とパートナーに向けて次のように述べている。
「エキサイティングなLAPについてお知らせすることができて、たいへん嬉しく思います。LAPで展開するモデルやさまざまなイベントの機会は、ロータスファンの皆様にとってかけがえのないものとなるでしょう。今後の活動に、ぜひご期待ください」
LAPの窓口は、日本でも開設されいてるので、興味のある人は、先ずはインポーターのエルシーアイ(株)までお問合せを。
http://www.lotus-cars.jp