70年代のクールなバン、AMC AM コンセプトが売りに出ている

AMCの7つのコンセプトカーのうち、1977年の米国プレスツアーで最も人気を集めたのが、AM バン コンセプトと呼ばれる質素な小型バンであった。当時も今も、この車は素晴らしい。

1973年のオイルショックをきっかけに、大量のガスタンクへの対策として作られたこの小さな木製バンは、アメリカの家族が小型で燃費がよく、見た目もクールな車に乗るという未来を予見させるものであった。

しかし、ここはバック・トゥ・ザ・フューチャーの悪役、ビフ タネンのタイムラインだ。RMサザビーズに出品されたこのコンセプトカーは、純粋にデザインスタディであり、決して世に出ることはなかった。木製のフレームにファイバーグラスのボディ、フレアアーチ、太いタイヤのワイドホイール、そしてたくさんのファイバーガラスで構成されている。ガラスだらけと言ってよいかもしれない。内部はどうなっているのだろう?

残念なことに、このコンセプトは燃費がよくて、速くて、グリップがある(ドアの「TURBO」バッジとボンネットの「4X4」に注目)ことを望んだにもかかわらず、ターボも4X4も搭載していなかったのである。でもさ、野心のない人生なんてありえない。

RMサザビーズによれば、「Concept 80サーキット(前述のAMCコンセプトのパレード)でのその人気は、知らず知らずのうちに、後にミニバンと4輪駆動の大量採用を予感させるものだった」のだそうだ。そう、このコンセプトこそが、かつてミニバンが大流行した理由だとRMは考えているのである。

価格は不明だが、過去35年間「有名な」コレクションに保管され、AMCのデザインスタジオを去った時のままである。つまり、「素晴らしい」ということだ。

=海外の反応=
「スクービードゥーがバンになりたがった?」
「誰かがアニメの車を作ろうと決めたんだね。それも、すでに存在する車から」
「今の時代には、これが必要。でも、これと全く同じものじゃなくて、現代の技術を使った同等品が」
「AMCは努力したし、その功績は認めざるを得ない。先進的な考え方を持てば、焦点を失い続けているのは残念でならない」

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