メルセデスAMGの新型EQE 53 4MATIC+は687psで0-100km/h加速が3.3秒

メルセデスAMGは、スピリチュアルなミームからヒントを得たと思われる最新のパフォーマンスカーを公開した。なぜなら、この車は現在「110パーセントの力を発揮する」唯一のAMGだからだ。

しっかし、メルセデスAMG EQE 53 4MATIC+…って、めっちゃ長い名前だな。「電動スーパーサルーン」という2つの言葉だけで説明できるよ。このAMGハイパードライブに「ダイナミック・プラス・パッケージ」を選択し、「ブースト機能」で「レーススタート」モードにすれば、最高出力687ps、0-100km/h加速3.3秒という驚異的な速さを手に入れることができる。アウディ RS e-tron GTのように。

これは…耳をつんざくような静けさ、って言えばいい?そんなの、ないか。AMGの強みは、常に火を噴くようなV8でありながら、ドリフトを得意とするこの自動車メーカーが、前向きの走りを完全に受け入れていることだ。それは、新型EQE 53+と、パワーが劣る476psのEQE 43の兄弟車は、どちらも4輪駆動を備えているからだ。

EQEの「EVA2」プラットフォームには、AMGの要求に合わせて特別にチューニングされた2つの電気モーターが各アクスルに1つずつ搭載されている。技術的には、「適合する巻線とラミネート、大電流、特殊なインバーター」ということだ。リアモーターは6フェーズ設計で、どちらも「高反発サーマルコンセプト」を採用しているため、フラットアウトを繰り返しても大丈夫だと断言している。

この2つを駆動するのが、90.6kWhのEQEモーターで、選択したドライブモードに応じて特定の出力を得られる。例えば、「スリッパリー」と「コンフォート」では出力がそれぞれ50パーセントと80パーセントに制限され、「スポーツ」では90パーセント、「スポーツ+」と「レーススタート」だけは100パーセントのフル出力の恩恵を受けることができる。そして、もちろん、ブースト機能がついた「レーススタート」だと110%だ。ちなみに、これは、AMG ダイナミック プラスパッケージのオプションで、53 4MATIC+の方にしかつけることができない。

前述したように、ダイナミックパックを装備した53+の0-100km/h加速は3.3秒、通常の53は3.5秒。エントリーモデルのAMG EQE 43は、0-100km/h加速4.2秒だ。じゃ、最高速度は?43が210km/h、53が220km/h、そして美味しいものを装着した53が240km/h。

さて、数字はもういいかな?EQE AMGには、AMGのアダプティブ・ダンピングに加え、AMG専用のホイールキャリア、サスペンションリンク、より堅固なアンチロールバーが装備されている。AMGによれば、このセットアップはAMG EQSやAMG GT 4ドア クーペのセットアップとほぼ同等だという。ダンパーは、乗り心地の良さとハンドル操作によるダイナミックな走りの両方を実現するためにチューニングされている。両車ともリヤアクスルステアリングも装備している。

ブレーキは?あるよ、しかもデカい。前後とも415mm/378mmディスクで、もちろんAMGはさらに大きなセラミックディスクをオプションで用意している。iPhoneの充電器じゃなく、油圧と電気の回復をよりよくブレンドするシステムである 'i-ブースター'がある。AMGのブレーキの適切なセットだって感じるんじゃない?

おそらく、典型的なAMGのような音はしない。少なくとも、あなたが慣れ親しんでいるAMGノイズではない。兄貴分のAMG EQSと同様、高速のEQEには人工的なノイズが送り込まれるが、「オーセンティック」ノイズ設定では伝統的なAMGサウンドが約束されているのだ。その他、「バランス」、「スポーツ」、「パワフル」などのノイズがあり、私たちは子供っぽい部分があるので、その複雑なアーキテクチャに寄り添う「轟音」のノイズをイメージしているのだが、どうだろう?

アーキテクチャといえば、EQEのボディは、新しいブラックパネルグリル、ボディ同色のフロントバンパー、新しいフロントエプロンとスプリッター、新しいシル、新しいリアディフューザーとエプロン、AMGライトアロイホイールによってAMG化されている。もちろん、すべてが空力的に最適化されているのは、「航続距離」のためね。

インテリアには、AMGシート、バッジ、ペダル、マット、レッドステッチ、AMGパフォーマンスステアリングが装備されている。また、メルセデスの巨大な「ハイパースクリーン」もオプションで用意されている。これは基本的に車幅いっぱいに広がるディスプレイだって思ってくれればいい。

ボスによれば、近いうちにAMGの電気自動車が登場するそうだ。AMGのボス、フィリップ シーメルは、「2つの新しいモデルによって、私たちは純粋に電気で動くパフォーマンスカーの範囲を拡大し、それによってさらなるターゲットグループに対応しようとしています」と述べている。

「EVA2をベースとしたハイブリッド車や電気自動車に続いて、そう遠くない将来に、AMGの電気自動車が登場する予定です。これらは、完全に自社開発された新しいプラットフォームであるAMG.EAをベースにしています」とも言っている。

このクルマは、いつ登場しても、ほぼ間違いなく110パーセントの力を発揮してくれるんだろう。

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=海外の反応=
「ペイントされたグリルは、まるでホットウィールのミニカーをスケールアップしたみたい」
「私は、昔のドイツのサルーンが大きく見えるのが好きじゃなかった。EVは、古いデザインを再利用するのではなく、独自の最適化されたデザインが必要だといつも考えてる。でも、これは見るたびに醜悪に見えてくるんだ。見苦しいプロポーション、フェイクグリル、多くの曖昧さ。そして、パフォーマンス・バージョンとしては理想的とはいえない、アグレッシブさゼロのデザイン」
「ただひたすら醜い」
「基本的に「100%の力」は、実は「91%の力」なんだ」
「ひどいグリルとゴテゴテのダッシュ。もうアップデートが必要」
「BMWが不細工だと言うのは勝手だが 少なくとも、ほとんどの場合、美しい車の上に醜いグリルが乗っているだけなんだ。現代のメルセデスは、そうじゃなくて、ほとんどの場合、美しいバッジの上に醜い車だよ」
「とてもいい感じ。メルセデスのエンブレムがフロントグリルに組み込まれているのが良いね。拡大されたように見える。ダッシュボードがいい感じ」

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