まっ黃っ黃!エルヴィス プレスリーが所有していた1975年のキャデラックがオークションに

エルヴィス プレスリーは生涯に200台以上のキャデラックを所有したと考えられているが、この1975年製キャデラック フリートウッド ブロアムがスウェーデンの現在の管理者によってオークションに出品されたことで、そのうちの1台があなたのものになるかもしれない。

エルヴィスの名前で登録された唯一の車であり、エルヴィスミュージアムに展示されている車とは比べものにならないほど、その水準は高いのだ。

1974年(75年がモデルイヤー)に新車で購入されたフリートウッド ブロアムは、8.2リッターV8エンジンを搭載し、5本の当時流行していたタイヤ、サンルーフ、ボンネットマウントの「女神」などのオプションが付き、総額12,512ドル(145万円)だったそう。現代の私たちには、それほど高い買い物には思えないね。

エルヴィスは最終的にこのキャディを1976年に主治医に渡し、1985年に現在のオーナー(その後、売却と再購入を繰り返した)に売却された。40年間で、走行距離はわずか2,776km。

全体的には悪くない状態だが(バッテリーとキルスイッチだけはオリジナルじゃない)、ステアリングホイールにひびが入ったり割れたり、ビニールがはがれたりしている箇所がいくつかある。

しかし、この時代のベロアの張り地(ギャラリーをご覧あれ)を見れば、そんな欠点も気にならなくなるだろう。車と同様、インテリアもイエローが基調だが、色合いがごちゃごちゃしているよりはマシなんじゃない?

入札はすでに始まっており、タイピングの時点ではまだリザーブが満たされていないが、落札者にはフレーム入りの14金のキー、さまざまな場所に展示されたこの車の歴史的写真、エルヴィスのメンフィスの家、グレースランドを大きく写した背景画などが贈られる予定だ。この車をロックンロールの栄光の歴史の中で見せびらかしたいと思ったときのためにね。

購入希望者は、このキャデラックを「プロジェクト・カー」として扱うことをお勧めする。ただし、運が良ければ、消耗品だけを交換して再び走らせることができる。

トップギアのWebサイトの古くからの訪問者は、何年も前にペブルビーチで展示される前にフルレストアされたBMW 507を覚えていることだろう。

よし。♫A little less conversation, a little more auction(原曲はaction) please♪、ってヤツだね。(「会話はほどほどに、オークションはもう少しだけ」この曲をリミックスしたのが、中田英寿が出てたNikeのPVで流れてて、かっこよかったね。監督はなんとテリー ギリアム!)

=海外の反応=
「見積もりなし?キングの証拠が付いてないと5千ドル(58万円)から2万ドル(230万円)の間で取引されるものだろう。実際にハンドルに座っているキングのお尻が、この車の価値を高めているのではないだろうか」
↑「バカみたいな金額だな、と思いつつ」
「その内装は、ほとんど使われていないことを考えると、良い状態だと思う。それが内装の「質」を表しているのか、それとも手入れが行き届いていることを表しているのか、よくわかんないけど」
「エルヴィスが所有し、かつ乗っていたキャデラックを所有することは、大きな価値を持つことだろう。だが、彼が所有しただけの200台のキャデラックのうちの1台を所有することは、それほど価値があるわけじゃない」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/01/40454/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ