カクカクしてるのが好きな人、最高速322km/hのワンオフカー、アストンマーティン ブルドッグがフルレストア完了だって

アストンマーティン ブルドッグは、簡単に見られるクルマではないけれど、高性能輸送の世界では、65,000トン、32億ポンド(4,900億円)の軍艦がそれを可能にしている。HMSプリンス・オブ・ウェールズ(R09)の飛行甲板にはまもなくF-35B戦闘機が配備されることになっているが、今は英国の神秘的なコンセプトカーが話題になっている。

「ブルドッグ」を覚えてる?もしあなたが70年代に子供であり、トップトランプゲームの愛好家であれば、パンサーシックスやモンテヴェルディ・ハイ、スイスの奇人フランコ スバーロのアンオブタニウムの変な作品などと一緒に、記憶に焼き付いていることだろう。故ビル タウンズがデザインしたブルドッグは、アストンマーティンの歴史の中で、非常に素晴らしいサルーンであるラゴンダと同じ時代に誕生した。タウンズは、どうやら曲線をデザインするのが苦手だったようだ。

彼はまた、決して実現することのなかった自動車の未来の座標を設定した。アストンマーティンの元会長であり、救世主でもあるビクター ガントレットは、この車を生産するにはあまりにもコストがかかりすぎると判断し、1981年に不本意ながらも生産を中止した。一台限りの運命となったブルドッグは、その後、サウジアラビアのコレクターに売却された後、アメリカに渡り、最終的には極東のどこかに保管されることになった。しかし、これは単なる付随的なできごとではない。ベルトーネ ストラトス ゼロを所有する熱心なコレクター、フィリップ サロフィムがこのクルマを救出し、推薦してくれたのだ。曲線的なクルマを嫌う人が一定数いることは確かみたいね。

ヴィクター ガントレット氏の息子であるリチャード氏の指導のもと、数年前にシュロップシャーにあるクラシックカー専門店CMCで大規模なレストアが行われた。CMCのチームは、ブルドッグをかつての栄光を取り戻すだけでなく、それ以上のものにするという驚くべき仕事をやってのけた。

CMCの社長であるナイジェル ウッドワードによると、この車は、最近の滞在で多少傷んではいたものの、彼らの施設に到着したときにはほぼ無傷だったという。2年の歳月をかけてレストアされたブルドッグは、丹念に分解され、再び組み立てられた。鋼管製スペースフレームを補強し、車体のねじり剛性を大幅に向上させた。オリジナルの5.3リッターV8は、5.7リッターにボア&ストロークアップされて完全にリビルドされ、0.9バールのブーストがかかるGarrett製のターボチャージャーが2基搭載されている(オリジナルではフューエルインジェクションが廃止され、Weber製のキャブが搭載されていたが、これは不都合だった)。トップギアによれば、このエンジンは現時点で650bhpを発揮し、さらに200bhpの出力を得ることも不可能ではないという。とはいえ、CMCのダイナモが、完全に軌道に乗る前に挫折してしまったけれど。

アストンマーティンの耐久レース界のレジェンド、ダレン ターナーは、かつてトップギアのテレビ司会者だったノエル エドモンズらが想像力をかきたてられた最高速度200mph(322km/h)を目指して、ブルドッグを高速で走らせることに同意した。40年前のワンオフカーに、当時のレベルのダウンフォースを付けて、パンチの効いた野望を抱いているのだ。少なくとも、彼はコノリーのオリジナルレザーで張られた超快適なシートに座ることになるだろう(ノエルではなく、ダレンのこと)。

ブルドッグの復活は、2021年の自動車関連のハッピーストーリーのひとつであり、HMS プリンス・オブ・ウェールズの長さ920フィートのフライトデッキでの存在は、見事なまでに不調和な光景となっている。HMSプリンス・オブ・ウェールズは、英国海軍初の第5世代航空母艦で、ロールス・ロイス社製のオリンパス・ジェットエンジン2基と巨大なディーゼルエンジン6基を搭載した、9階建ての外洋型巨大空母だ。格納庫に最大36機のF-35BライトニングIIと4機のマーリン・ヘリコプターを搭載し、指揮官のスティーブ・ハイアム大尉の下、展開時には1,600人の乗組員が搭乗している。

航行速度は25ノット、航続距離は10,000海里に達する。TGのお気に入りの事実:飛行甲板の指定された部分には、溶射コーティングが施されている。このコーティングは、粉末状のアルミニウムとチタンを18,000℃もの高温のプラズマジェットで噴射するもの。溶けた液滴はすぐに固まり、2-2.5mmの厚さの表面を作り、下にある鋼鉄と結合する。これは、F-35Bのスラストによる巨大な熱に対応するのに十分なものだ。コストは?1セクションあたりわずか1,500万ポンド(23億円)だ。もうひとつ、飛行指揮所の「島」のガラスは、1枚あたり100万ポンド(15億円)になる。

また、HMS プリンス・オブ・ウェールズへの攻撃を計画している人のために、最後のお楽しみをご紹介しよう。船のブリッジはもう一方の島に格納されており、もし2つの島のうちどちらかが破壊されても、それぞれが相手の機能を完全に引き受けるように設計されている(また、TGは食堂の食事が美味しいと報告している)。

ブルドッグの精神?まあ、そんな感じよ…。


=海外の反応=
「テスラ サイバートラックの隣のガレージに置くのに最適でしょ!」
「キャビンは、アストンの現代的な製品よりも特別で、最新のものに見える。カシオ製のインフォテイメントを新しいデジタルディスプレイに置き換えれば、間違いなくアップグレードになるのでは。また、ミッドマーケットのクロスオーバーのようなインサートではなく、GTカーにあるべきベニヤが実際に巻かれているのを見てほしい」
「純粋に疑問なんだけど、誰が正気で英国を攻撃するのだろうか?」
↑「最近はともかく、伝統的にはフランスだろう」
「エンジンがここまでいじられているのは、ちょっと残念だ。今回のレストアの目的は、1981年当時に謳っていた時速200マイル(322km/h)を出せるかどうかを確認することだと思っていた。この時点では、製作時の状態とは異なるため、テストの意味がほとんどない。少なくとも、空力特性はきちんとテストされるんだろう。とはいえ、それができるかどうかを見てみたいとは思う」
「ドライバーが走る前に家の中を整理しておくといいね」
「あとは'サイバーパンク2077'に搭載してくれればいいんだけど。このゲームはブルドッグがもともと作られた未来でだからね」
「船と車だと、どちらが駐車しやすいかな」

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