スペシフィケーション: アストンマーティン DBX
エンジン:3982cc
パワー:550hp
0-100km/h:4.5秒
価格:23,450,000円
アストンマーティン
元TGの編集長で会社を辞めたチャーリー ターナーが新しい長期レポート用DBXの製作に携わっていたことを知った私とオリー キューは、TGのガレージに到着してすぐに、このDBXをきちんと点検してみようと考えた。やっぱ、安全第一だからね…。
そのためには、スコットランドのハイランド地方を往復する1,450kmの旅をするのが一番。このような状況では、徹底的にやるのがいいことなんだ。
それは、インバーロッキー キャッスル ホテルの豪華なビリヤードルームで、緊張感あふれるスヌーカーゲームを楽しむためだけではなかった。
それは、フェラーリ モンツァ、アストンマーティン スピードスター、マクラーレン エルバによる「スコットランド・スピードスター・シュートアウト」という、グループテストの最後を締めくくるテストを行うためである。
スピードスターは、賢明にも輸送車でインバーロッキーまで運ばれることになった(ただし、ケータハム 620Sは例外で、スタッフのローワンがロンドンからずっと運転してきたが、ありがたいことにフロントガラスはそのままで、燃料を補給したり、自分の人生の選択を少し考えたりするためだけに停車するだけだった)。つまり、オーリーと私(グレッグ ポッツ)はDBXでA1道路の楽しさを体験し、撮影時にはサポートカーとしての実用性を試すことができたのだ。
第一印象では、アストンのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク ライヒマンの助けを借りて、クルマを選んだチャーリーがコンフィギュレーターで素晴らしい仕事をしたと痛感した。ドアやセンターコンソールにウッドをあしらったブルーのインテリアはスマートな印象で、DBXのフロントシートは長時間の移動にも耐えうる完璧な形状をしている。
足と頭のために大きなスペースがあり、大きなアストンは高速道路でV8のうなり声を抑えながら、驚くほど静かな9速クルーズに入ることができる。22インチの巨大なホイールにもかかわらず、タイヤノイズは控えめであった。
では、私たちが抱えていた、一番の問題は?9時間連続して運転した後でも、二人とも中央のインフォテインメント・スクリーンを叩き続けていたのだが、タッチスクリーンではなく、小さなクリックホイールも使わなければならないことを忘れていた。たくさんの指の汚れがスクリーンについてしまったが、責めてはいけない。タッチセンサーとして完璧な配置になっているのだから。
私はスコットランドの国境にあるキューから運転を引き継いだが、ちょうど上の階の偉い人が、1ヶ月分の雨を午後に降らそうとしていたところだった。四輪駆動で重量は2.2トンを超えるが、DBXはハイドロプレーニング現象と無縁ではないことが確認できた。
全体として、英国海軍艦艇のようなDBXはこの悪天候に比較的容易に対処し、終始リラックスしていた。さらに、雨が弱まったときには、最高出力542bhpの4.0リッター、ツインターボV8が、1車線道路でキャラバンを追い払うのに役立ってくれた。とはいえ、平均燃費が約7km/Lというのは少々厳しいものがあり、DBXの85リットルのタンクでは15,000円以上の燃料補給を余儀なくされた。ハイブリッド車の登場はいつになるのだろうか?
それでも、ジャックとローワンが、より乾燥した帰路を走るために上司風を吹かせて鍵を手にすることを決められ、オーリーと私が後を追うことになったのは、DBXがいかにラクで簡単に距離を稼いで移動できるのかを示している。ということで、こちらは、シュコダのエステートになった。だから、シュコダに空のポテトチップの袋が落っこちてたことについては申し訳ないが、許してほしい。
=海外の反応=
「これだと…タッチタイプでないとちょっと高いような気がする。ただ、このクルマで気になるのは、見た目がいいかどうかということ。私はこのデザインに好感を持っているけれど、車に興味のない人にも「特別感」を感じてもらえるかどうかがミソだね」