昨年、トップギアではカリフォルニアのケーニグセグのライバル、ジンガー(Czinger)(Cはサイレントで、ポルシェを再構築した人たちとは異なる)21Cのニュースをお届けした。日本語字幕付きの動画も一番下に貼ってあるので、参考にしてほしい。21Cは、大部分が3Dプリントで作られており、11,000rpmのV8エンジンを搭載し、1+1のレイアウトを持ち、価格は170万ドル(1.9億円)という、驚くべきもの。このようなクレイジーなレシピでは、この車を空想上の産物だと見なして無視し続けるのは簡単だった。しかし、カリフォルニアの自動車会社は、ラグナセカでラップレコードを更新し、その過程でマクラーレン セナを遅く見せてしまったのだ。
サーキット走行用の "ハイダウンフォース"バージョンを使用し(160km/hで650kg、322km/hで2,500kgのダウンフォースが得られるらしい) 、ミシュランのパイロット・スポーツ・カップ2R(最近では、ラップレコードに挑戦する際の公道用タイヤとして選ばれているよう)を履いて、ラップ刻みのプロであるジョエル ミラーは、「コークスクリューのあるコース」を1分25秒44というマルチGPSで確認されたタイムで周回した。これは速い。とっても速い。
この記録は、ランディ ポブストがステアリングを握っていたマクラーレン セナの市販車トラックレコードを破るものだった。その時のタイムは1分27秒62。しかし、私たちはマクラーレン セナを公道で見たり運転したりしている。だが、ジンガーでは、まだだ。乞うご期待。
初めてジンガーに触れる方のために、このジェットファイターにインスパイアされたレコードセッターの概要を説明しておこう。これは、自動車の製造方法や性能をミキサーにかけたいと考えている男、ケビン ジンガーの発案によるものだ。私たちがLAで最初のジンガーを見て以来、そのオリジナルの車以上の「重要なアップデート」が行われている。
ジンガーは、その「アップデート」がどのようなものかは明らかにしていませんが、21Cの物理的な幅が2,050mmになったことは確認している。幅が広くなったにもかかわらず(ロックダウンされている私たちにはぴったりなのだが)、通常の横並びのシートではなく、斬新なタンデムスタイルのシートアレンジを採用している。
ミッドマウントされた2.9リッターV8ツインターボと前輪に搭載されたE-モーターからなるハイブリッドシステムにより、1,233bhpを発揮するという。V8は11,000rpmまで回転し、「(21Cは)ゼロ・エミッション車として走行できるように」、さまざまなエコ燃料を使用することができる。
「低ドラッグ」設定の場合、21Cの最高速度は281mph(452km/h)、0-100km/hは1.9秒、0-200km/hは8.5秒、0-400km/hは21.3秒であるとジンガーは主張している。0-400km/h-0は27.1秒と言われているが、ブガッティ シロンは41.96秒、ケーニグセグ レゲーラは31.49秒だ。
あとは、実際に購入して走らせることができるクルマとして、フルタイムで機能するかどうかかな。80台が生産される予定だが、どれだけ売れるか楽しみだね。
=海外の反応=
「これだけのダウンフォースとパワーがあれば、2秒以上は期待できる」
↑「ラグナセカの長さのコースで2秒というのは非常に大きいね。そして、セナ自体よりも2秒速いというのは、とても素晴らしいこと」
「どちらの車もビューティコンテストでは勝てないが、それでも僕ならマクラーレンを選ぶ」
「走っている真正面を見られるというのは、なかなかチャレンジングなことだと思う」
「見た目は最悪。僕は今、スーパーカーの世界にとても退屈している」
↑「もし、これに「跳ね馬」が描かれていたら、人々から垂涎の的になっていたに違いない。しかし、全く無名の会社であるため、人々は気にしてない」
「基本的にはサーキット走行用のクルマじゃん」
「見た目はとてもかっこいいんだけど、お金があっても買わないだろうね。表現が適切かどうかはわからないけど、人と違うことをしようとする場合に手に入れるクルマだ」