自動車フィルターのROKIがサージカルマスクレベル3の「纏 (まとい)」を発売

コロナ禍の中、マスクは毎日の生活の必需品と言ってもいい存在になっている。一時の在庫不足は解消した現在、消費者のマスクに対する要求は厳しくなってきているだろう。そんな中、サージカルマスクレベル3を実現した国産高性能フィルター不織布マスクが新たに発売された。名前は「纏 (まとい)」。これを製造販売しているのが、自動車/二輪車領域で世界トップレベルの技術を誇り世界12か国22拠点に展開するグローバルフィルトレーションカンパニー ROKIだ。約60年間培ったフィルトレーションの技術を元に月間約2000万枚の生産力を担う専用工場を新設し、マスク事業へ参入するということで、発表会が行われた。

「纏 (まとい)」は、50枚入りが3,300円、7枚入りが498円で、ECサイトから販売が開始され、9月からは店頭販売が予定されている。サージカルマスクレベル3の性能を持ち、シール性が非常に高く、医療現場でも利用が可能であり、独自デザインの異形スリットと4段プリーツ、自社製耳紐、アルミノーズフィッター、また顔の大きさに合わせて3段階のサイズを選ぶことができるため、快適なつけ心地を実現している。このレベル3は、医療用マスクの性能条件(ASTM-F2100)にて、最も高い性能だ。ウイルス飛沫・バクテリア・花粉・PM2.5の捕集効率も99%以上であり、フィルター性能領域としては高い数値を示している。

会場には、公式アンバサダーを務める俳優の要潤氏、タレントの川栄李奈氏も登壇し、「纏 (まとい)」の魅力を語った。川栄氏は耳が痛くなりにくいことや、眼鏡が曇りにくいことなど、マスクには機能性の高さを求めることから、「纏 (まとい)」をつけたい、ということだった。また、要氏は、コロナ禍にあって、マスクが衣服の一つというポジションを確立しており、「纏 (まとい)」という名前の通り、衣服同様にマスクも纏う時代だと述べた。

パッケージの文字は、書道家の武田双雲によるもので、勢いのある筆使いとしなやかな仕上げになっており、武田氏の書体は見慣れていることもあり、店頭でも目立ちそうだ。

ROKIは、従業員数グループ全体5,500名、世界12カ国にグローバル展開をし、約60年に渡って培った高いフィルトレーション技術で自動車主要メーカー向けに自動車用ろ過機器や燃料電池用フィルターを開発・製造する、静岡県浜松市に位置するグローバルフィルトレーションカンパニーだ。自動車メーカーでは9,100万台に採用され、シェアは10%、二輪車では5,700万台で30%のシェアとなっている。2018年の売上高は900億円。今回は第2の事業軸としてマスク事業を始め、「モノから(企業)価値の向上」を図っているという。今後はN95という最高レベルの医療用マスクや、モビリティを含めた新領域へ、第3、第4の事業軸への展開も計画にあるとのことで、とても楽しみだ。

https://plaza.roki-jp.com/shop/

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