ヴェイロン グラン スポーツ ヴィテッセ ブラック ベス
ブラック ベスは、1912年に発売されたタイプ 18にインスパイアされたもの。その愛称は「ブラック ベス」と呼ばれていたけど、なんでかっつーと、黒かったから…。そのため、このGSVも同じ単色塗装を採用しているのだが、細部にはゴールドが使われている。ゴールドペイントではなく、フロントグリル、ホイールキャップ、フィラーフラップには24カラットのゴールドが使用されている。
室内も同様。ドアカードとリアキャビンには、18型の落書きと、ローラン ギャロスという人物の飛行機(興味があれば、モラーヌ=ソルニエ・タイプH)の落書きがいくつか描かれていた。残念ながら、これらはバフ研磨ではなく、ブガッティが開発した特殊な塗装プロセスにより、摩耗や損傷を受けないようになっている。
新しいレザー仕上げに加えて、キャビンにはゴールドのアクセントが多く見られた。金メッキされたEBバッジと象のロゴがあったが、幸いなことにダイヤルベゼルは浸されていなかった。ステアリングホイールもT18に敬意を表して、1912年のモデルにインスパイアされた赤いリムに変更されていた。