取り急ぎ322km/hはクリアしたヘネシー ヴェノム F5

ヘネシー社は、同社のハイパーカー「ヴェノム F5」が3部構成の開発プログラムの第1段階を完了したことを発表した。ま、基本的には とっても速いんだよってこと。

この第1段階では、改良、ステアリング、エアロに重点が置かれたと聞いている。F5は、ヘネシー社のテストコースと、アーカンソー州にある旧米空軍基地で、何度かスピード走行を行った。

チーフエンジニアのジョン ハインリシーが率いるチームは、6.6リッターV8ツインターボエンジンの最高出力を1,817bhpから、わずか900bhpに下げたが、F5はそれでも322km/h(200mph)という素晴らしい速度を出した。大したことないと思われるかもしれないが、それでも時速322キロは本当に速いのだ。

次にやるべきことは、ハンドリングだ。「次の段階では、クルマの走行特性に集中して、最も激しいテストを行います」とハインリシーは言った。「レーストラックとテキサス州の道路に分けてテストを行い、データを収集し、あらゆる要素に磨きをかけて、このハイパーカーのモンスターを完成させます」

また、ボスのジョン ヘネシーは、F5のほぼすべてのモデルが売れたことを確認しており、ハンドリング部門が満足させるものができれば、最終的には500km/h(311mph)を達成するのが目標だ。「ヘネシーは、「私たちは、世界のベストに匹敵するオールラウンドなハイパーカーをお客様にお届けすることに集中しています」と語ってくれた。

=海外の反応=
「まだ全部売れてないの?」
↑「どちらにしても売れ残ることはないでしょ。1%のお金持ちは可処分所得が多いんだから」
↑「言える」
「なんだか変だな…。クルマを作ってから、動力性能やハンドリングのテストを始めるなんて。もっと早い段階でやるべきことだと思うけど」
「この後、どんなことができるのか楽しみだよね」
「ああ、またヘネシーの車が「史上最速」と謳われてる。彼がそれを実現する市販モデルを作ってくれたら、興奮するだろうけど」
「これは、信じているヤツだ。量産型モデルの第一号じゃない?」
↑「衝突試験も、排ガス認証も、ホモロゲーションもやってない。これは市販車になれないよ。エアバッグもゼロだしね」
「どんなにハンドリングを整えようとしても、サーキットでは他の多くのクルマに負けてしまう」
↑「それだけではなく、信号のスタートダッシュでも多くのクルマに叩かれちゃう」
↑「ヴァルキリーのような狂ったエアロでも、サーキット負けるのか?いや。
直線の速さを追求するためには、サーキットでのハンドリングを犠牲にしなければならない。これはアクティブ・エアロである程度克服できるが、サーキット用に速い車を設計すると、高いトップスピードの敵であるダウンフォースを大量に使うことになる。
一般に、最高速度を追求するマシンでは安定性のために長いホイールベースが必要だが、サーキットカーでは操縦性のために短いホイールベースが必要だ。
テキサスの道路でテストしたらいいけど、ヨーロッパのツイスティなターマックではひどいことになるだろう。
ホイールベース、エクステリアプロファイル、エアロダイナミクス、車幅、エンジン特性、ギアリングなどをスイッチひとつでダイナミックに調整できるクルマを作れば、最高速度でもサーキットでもすべてに勝るクルマができるだろうが、それには数百億円の開発費がかかってしまう」
↑「まず、アストンマーティン ヴァルキリーのことは話題にしないでほしい。あなたがヴァルキリーについて私と比べて何を知っているかは関係ない。
ヘネシーF5には、メーカーが用意した「トラックパック」というフルパッケージもある。あなたはそれを見たことがある?ハイスピードバージョンとの違いをご存知?提示されたデータに基づいて判断できる比較データを見たことがある?これを装着した場合と装着しない場合で、シルバーストーン周辺でどれだけ速くなるか知っている?
ヴェノム F5はレーストラックでもテストされると発表したし、ジョン ヘネシーもそう言っている。アメリカでもテストが行われていることはご存知だよね?彼らはドイツにも来て、ニュルブルクリンクでのテストを予定している」
「内装はeBayやAliExpressでパーツを買ってきて組み立てたような感じだね。スピードメーターは1990年のブラウン管テレビみたい。トップスピードでは、トゥアタラとF5は基本的に真っ向勝負のようす。見た目ではF5の方が少し良いように見えるが、私はトゥアタラのシンプルな戦闘機のようなデザインの方が好きだ。
ハイダウンフォース・バージョンを発表しない限り、どちらもサーキットでのパフォーマンスは低いだろう。もしお金があれば、両方とも買っていたと思う。全体的にはどちらも素晴らしいクルマだが、私はトゥアタラの方が好きだ」

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