目指すは世界一!ブガッティ 東京がシロンのW16/4に合わせてオープン

ブガッティ 東京が4月16日に正式オープンし、メディア向けにお披露目をした。場所は、港区の南麻布で、トップギアではおなじみのモデル「シロン」とその派生モデルが、2020年にアジアで初めて日本の厳しいホモロゲーション認証に合格したことを受けたもの。これからは、日本のブガッティファンが、日本の公道でブガッティを楽しむことができるようになる。

ブガッティ 東京がオープンした4月16日は、シロンのW16、4ターボチャージャーエンジンを反映したものだ。ここで一旦ブガッティシロンについておさらいしておこう。ブガッティシロンは500台限定で発売されており先日300台目がモルスハイムから送り出されたばかり。7,993ccW型16気筒のエンジンは最高出力1500hp、最大トルク1600Nmを発揮し、最高速度は420km/h。0-100km/h加速は2.5秒で、ベース車両の価格は250万ユーロ(3.3億円)だ。

ブガッティ 東京は、ブガッティの新しいビジュアル・アイデンティティに基づいてデザインされた世界初のショールームのひとつだ。外壁には、無煙炭の背景に白いタイポグラフィでブガッティのアイコンが表現され、ショールームの窓からは、滅多に見ることのできないシロンが誇らしげに展示されている。このショールームは完全予約制で、一対一の対応となっており、コロナ対策も万全を期している。

販売サービスに加えて、ブガッティの公式トレーニングを受けた技術者が、シロンモデルの認定サービスや修理を行う。この新しいショールームは、ブガッティの公式販売パートナーであるスカイグループによって運営されている。スカイグループは、ブガッティと同じVWグループのベントレー、ランボルギーニ、ポルシェなどの主要な高級ブランドのポートフォリオを通じて、数十年にわたる経験を持ち、今や15ブランドを扱っている。

発表会当日はスカイグループ/ムーヴの笠井裕太取締役によるプレゼンテーションと、ブガッティのCEOであるステファン ヴィンケルマンからビデオメッセージが寄せられた。オープンを記念して、日本らしく鏡開きと、シロンのエンジンをかけるという演出も行われた。初めて間近で聞くシロンのエンジンサウンドは、大きい音ではあるのだが耳をつんざくようなものではなく、地鳴りのように下から這い上がってくるような、威風堂々たる品を感じられるものだった。

ショールームでは、最新のデジタル技術を駆使してブガッティの歴史を語り、ブガッティのモデルレンジのあらゆる側面を紹介している。タブレット端末を使って、ユーザーはクルマの設定を、ショールームの壁に設置されたスクリーンに美しく映し出された詳細情報とともに体験することができる。以前は注文の際には本国まで出向かないといけないという話を聞いたことがあったが、ブガッティ 東京では、この新しいショールームの中で注文を完結することができる。

壁面に設置された3台のビデオモニターには、ブガッティのブランド価値が表現されている。スケールモデルカーやアート作品、壁に貼られた特別デザインのグラフィックなど、さまざまな物理的な展示物が、特注のフィルムやアニメーションなどのデジタルコンテンツを支えている。ユーザーは、エレガントなデザインのソフトタッチカタログ、豪華なレザー見本、鮮やかなカラーサンプルを見ながら、ブガッティの世界に没頭できるというわけだ。洗練されたラウンジエリアは、ブガッティが最近導入したショールーム基準の新しいルック&フィールに合わせてデザインされている。家具、生地サンプル、装飾品など、すべてのショールーム要素を洗練させるために使用された高級素材と卓越した技術は、ブガッティシロンに命を吹き込むために使用されたものに匹敵する。

ブガッティのCEOであるステファン ヴィンケルマンは次のように説明した。「今回の日本市場への進出は、お客様が日本の公道で伝説のハイパースポーツ『シロン』を楽しむことができるようになるという、私たちにとって完璧なタイミングです。この東京の新しいショールームは、私どもの家から離れた場所にありますが、スカイグループがモルスハイムの情熱と哲学を体現していることに全幅の信頼を寄せています。ブガッティ 東京は、日本のお客様だけでなく、東京の大使館街というユニークな場所にあるため、真に国際的なお客様にもブガッティブランドを完璧に紹介できることを嬉しく思います」

笠井氏にお話を伺った。
「ブガッティ 東京は、ブガッティの新しいCIに則ってデザインされています。外観のロゴをはじめ、白やグレーを基調にしたモダンでシンプルなものとなっています。現在日本でブガッティに乗られているお客様を大切にしつつ、スカイグループの他のブランドのクルマに乗られているお客様に対してもブガッティに興味を持っていただけるようにしたいと思っています。これまでブガッティの販売手法とは、一対一のコミュニケーションで限りなくクローズドなものでした。もちろんお客様が望めばクローズドなご対応をさせていただきますが、中には少人数のイベントやツーリングなど横のつながりを希望されるかたもいると思います。SNSなどデジタルを活用しながら、ブガッティのファンを日本で増やしていけたらと思っています。
シロンに関しては500台の枠がほぼ埋まってしまっている状況ですが、まだ注文することは可能です。注文から納車まで約2年間は見ていただきたいですが、基本的には特別仕様車を含む現行車両でしたらブガッティ 東京から注文することが可能です。興味のある方はご連絡いただければ対応致しますので是非お問い合わせください。現在は数億円するクルマということでローンの設定はないのですが、今後ファイナンス面に関しては様々なオプションを模索中です。
日本にもブガッティをお持ちのお客様はすでにいらっしゃるのですが、なかなか路上で見かけることはありませんね。もっとオーナーの方にブガッティを走らせて頂けるよう、工場での整備も万全にして行きます。
ブガッティの販売では世界一を狙いたいという気持ちは強く持っています。ブガッティはアメリカや中東でとても人気がありますが、日本のブガッティ 東京がその上を行けるように頑張っていきたいと思っています。今回ブガッティの本社も、数多くの高級ブランドを展開しているスカイグループに、販売台数の面でも期待をしているようです。私どものネットワークを使えば世界一も夢ではないと自負しております」

https://www.partner.bugatti/japan/

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