ラグジュアリースポーツ路線に踏み出したパルミジャーニ・フルリエのトンダ GT

パルミジャーニ・フルリエは、創業者ミシェル・パルミジャーニが1996年にスイスのフルリエに設立した高級時計メーカーのスイスブランドだ。
そのパルミジャーニ・フルリエから、トンダコレクションに新しくトンダ GT 及びトンダグラフ GT の2シリーズが加わることになった。これまでのパルミジャーニ・フルリエのイメージとは少し違っている。現在ウォッチ業界で注目されているラグジュアリースポーツの路線で、デイリーユースができそうなモデルである。パルミジャーニ・フルリエの日本のオフィスで新作のトンダ GT シリーズを見せていただく機会が得られた。お話を伺ったのは、マーケティング&コミュニケーション マネージャーの源馬麻子氏である。

『トンダ GT』は、ブラック、シルバー、ローズゴールド/ブルーの三つのデザインで登場。12 時位置にビッグデイト、6 時位置にスモールセコンドのサブダイアルを備えたダイヤルは、ギョーシェ装飾の美しさが際立ち、細部まで美しく仕上げられた PF044 自動巻きムーブメントは、トンダグラフ GT と同じく 45 時間のパワーリザーブを備え、10 気圧までの防水を確保している。ローズゴールド/ブルーは 150 本限定で、ラバーストラップが287万円、ブレスレットが626万円。ステンレススティールモデルは、ブラックとシルバーそれぞれ 250 本限定。シルバーのラバーストラップが156万円、ブレスレットが167万円。
『トンダ GT』は、カジュアルなシェイプと価格帯を抑えることで、市場のニーズを汲みとった成果でありこれまでにないラインだが、同時にメゾンの特徴を活かしたパルミジャーニ・フルリエらしいデイリーウォッチが誕生した。
PF043 自動巻きキャリバーが駆動する『トンダグラフ GT』ブラックモデルは、アニュアルカレンダーとクロノグラフという機能の組み合わせが珍しい。200 本限定で製産され価格は、ラバーストラップが213万円、ブレスレットが225万円だ。
ローズゴールドブルーもあり、18K ゴールドの 42mm のケースに、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げの 18K ゴールドのブレスレットが組み合わされ、限定25本と貴重なものだ。ラバーストラップが472万円、ブレスレットが754万円となる。こちらのモデルは、上記のブラックとムーブメントが違い、⼀体型クロノグラフである。
現物を見せてもらったが、ローズゴールドと濃いブルーの組み合わせが、写真以上に華やかな印象だ。日本ではブレスレットタイプが人気だそうだが、ヨーロッパではラバーをチョイスする人も多いという。今回のトンダグラフ GTは、ラバータイプにも注目が集まりそうだ。
源馬氏に、今回のトンダに対して、日本ではどんなユーザーを想定しているのかを伺った。「パルミジャーニ・フルリエは、会社は1996年からと新しいが、創立者のミシェル・パルミジャーニはもともと修復を専門とし、独立したアトリエを持っていたという人物でした。現在では時計製造に関わる五社をグループ内に保有し、95%以上を自社で製作するマニュファクチュールです。そういった性格のメーカーですので、仕上げの美しさ、とくに見えないところに徹底的にこだわっているという点が挙げられます。日本では、本物志向の人にぜひ手にとっていただきたいですね。来年には、トンダ GTの新モデルの発表も予定していますので、ご期待ください」

https://www.parmigiani.com/jp/

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