マセラティ、レヴァンテに続きギブリとクアトロポルテにトロフェオが登場

 

マセラティのトロフェオファミリーが遂に完成。2018年のレヴァンテ トロフェオの登場に続き、ギブリとクアトロポルテにも、最高級レベルのラグジュアリー性とパフォーマンスを象徴するトロフェオのラインアップが加わった。
マセラティは、そのブランド史上最速の量産型ロードモデルとして、ギブリとクアトロポルテにトロフェオのラインアップを加え、セダンに新しい命を吹き込む。新しいスタイルとテクノロジーが採用された2021年モデル全ての紹介を終えて、ギブリとクアトロポルテのトロフェオが発表された。
SUVのレヴァンテで既に衝撃的な成功を収めたトロフェオは、パフォーマンスと卓越性の象徴となっている。トロフェオバージョンのギブリとクアトロポルテの心臓部は、最高出力580psの3.8L V8エンジンだ。クアトロポルテ GTSに搭載された最大出力530psのV8エンジンとレヴァンテ トロフェオに搭載された最大出力580psのV8エンジンの息子となる。最大出力580ps/6750rmpを可能にする排気量3799ccの90度V8エンジンは、このように誕生した。
トロフェオの登場により、ギブリとクアトロポルテは、トリデンテにおいて最速のセダンとなりる。トロフェオによって、ギブリとクアトロポルテは、より高いパフォーマンスを目指し、トップスピードにおいて前例のないレベルに到達している。ギブリ トロフェオとクアトロポルテ トロフェオの双方において、最高速度は時速326km、0-100km/h加速はギブリ トロフェオが4.3秒、クアトロポルテ トロフェオが4.5秒となっている。
新しくなった最高出力580psのV8ツインターボエンジンのパワーは、全て後輪に送りこまれるため、ドライバーは、後輪駆動の魅力を十分楽しむことができる。これは、四輪駆動のレヴァンテ トロフェオとの違いになる。
レヴァンテのトロフェオと同様に、このギブリとクアトロポルテも、車両統合制御システム(IVC)を採用して、過酷な状況下でのハンドリング性能を高め、良好なドライビングフィール、最大限の能動的安全性、高いパフォーマンスを約束している。
トランスミッションは、柔軟性とスポーティーな特徴が世界的に高く評価されているZF製8速オートマチック・トラスミッション。エンジン性能を上げるため、専用のキャリブレーションとフレックスプレートを採用している。
後輪駆動を採用することで、より気持ち良く、愉快な走行を実現し、また、「コルサ」モードをセレクトすることで、さらにドライビングの楽しみを極めることが可能だ。「コルサ」モードは、センターコンソールに用意されたボタンを使って選択することができる。走行モードには、その他にノーマルモード、I.C.E.モード、スポーツモードもある。
センターコンソールの新しいインストルメントパネル上にある「スポーツ/コルサ」ボタンを2度押しして「コルサ」モードを起動すると、ドライバーは、最小限のアクセルの踏み込みに対し、全開のエキゾーストバルブの自由な排気の流れから生まれる、唯一無二のマセラティのエンジンサウンドとともに、エンジンが即座に応答するのを感じるはず。新しい「コルサ」モードは、スポーツモードよりも素早いシフトチェンジを可能にし、かつエア・サスペンションを介して重心をより低く調整している。このアクティブでスポーティーなウルトラモードでは、心行くまで走行を楽しむため、トラクション・コントロールとESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)の必要以上の介入を制限している。
「コルサ」モードに合わせて、「ローンチ・コントロール」も導入されている。「ローンチ・コントロール」を起動し、インストルメントパネルに表示するには、シフトレバーを「D」もしくは「M+/-」に合わせ、ドライバーは、停車状態でステアリングを真直ぐに保ち、シフトダウン側のパドルを起動し、同時にブレーキペダルを強く踏み込む。ブレーキペダルを踏み込んだまま、ドライバーはアクセルペダルを踏み込み、エンジン回転数が上がるのを確認。ドライバーがブレーキペダルから足を離すと同時に、車両はフルパワーで発進する。
レヴァンテ トロフェオと同様に、新型ギブリ/ クアトロポルテ トロフェオにも統合車両制御(IVC)システムが搭載されており、ドライビングダイナミクスの強化、アクティブセーフティの向上、さらにスリリングなパフォーマンスを保証するための特別なセットアップが施されている。
マセラティの特徴ともいえるエンジンのサウンドに加え、今回のトロフェオコレクションでは、高性能モデルであることを象徴する特別なスタイリングが施されている。ブラックピアノ仕上げのデュアルバーのフロントグリル、カーボンファイバー仕上げのフロントエアダクトトリムとリアエクストラクターを採用するなど、よりアグレッシヴな印象を与えてくれる。
トロフェオコレクションに共通する外観の特徴は、サイドエアベントフレームと C ピラー
のサエッタロゴに施されたレッドのディテールにある。
リアデザインはライト形状が刷新され、3200GT やアルフィエーリのコンセプトカーにイン
スパイアされたブーメランのような意匠を採用した。
ギブリ トロフェオにおいては、ボンネット形状も新たなデザインが与えられており、レヴ
ァンテ トロフェオと同様に、冷却性を高める2 つのアグレッシブなエアダクトを備えてい
る。
ギブリ/ クアトロポルテ トロフェオには、21 インチのオリオーネホイールが装着され、レヴァンテ トロフェオには 22 インチのオリオーネホイールが用意されている。
トロフェオのアグレッシヴな意匠的特徴はインテリアにも同様に引き継がれており、イグニッションをオンにすると専用のインターフェースが表示される新しいオンボードパネルが採用され、ヘッドレストにはトロフェオの文字が刺繍されている。また、インテリアには最高級レザーである、フルグレインのピエノ・フィオーレ・ナチュラルレザーを採用している。
ADAS システムには新機能が追加され、アクティブ・ドライビング・アシストにより、市街地や一般の高速道路でも運転支援機能が作動可能となっている。
また、MIA(マセラティ インテリジェント アシスタント)にも新技術が導入され、解像度がアップグレードされたマルチメディアスクリーンは、ギブリ トロフェオ、クアトロポルテ トロフェオともに 10.1 インチ、レヴァンテには8.4 インチのディスプレイが採用され、解像度とグラフィックが以前より向上しています。さらに、マセラティ コネクト プログラムにより、トロフェオ コレクションは常にインターネットに接続されており、さまざまなサービスを提供している。
ギブリ/ クアトロポルテ トロフェオは、グルグリアスコ(トリノ)のアヴォカート・ジョヴァンニ・アニエリ工場(AGAP)で、レヴァンテ・トロフェオはミラフィオーリ(トリノ)の工場で生産される。

https://www.maserati.com/jp/ja

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