リシャール・ミルのファミリーとして成田美寿々選手が契約

社会貢献を大事にするリシャール・ミル の哲学

高級ウォッチと言ってまず始めに名前が挙がるブランドの一つが、フランスのリシャール・ミルだろう。そのリシャール・ミルには、ファミリーと呼ばれるアンバサダーが世界におり、日本で2020年の1月からプロゴルファーの成田美寿々選手がファミリーに加わることになった。

このたび、その契約発表会が行われ、リシャールミルジャパンの川﨑圭太代表取締役社長による説明があった。「創業者のリシャール・ミルはいつも、このファミリーと呼ばれるアンバサダーに、時計ビジネスの共同開発者になっていただくと言っています。ラグジュアリービジネスには、チャリティーが必要不可欠なもので、共同開発者であるファミリーの力を借りながら進めていくのです。今回、ファミリーに加わった成田選手は、ゴルフの成績はもちろんのこと、周囲に細やかな気配りができる、人間としても素晴らしい方です」

成田選手がつけているRM 037 オートマティック(1,090万円・税別)

成田美寿々選手は、千葉県出身の女性プロゴルファーで2012年の「富士通レディース」で初優勝をしてからは毎年勝利を重ね、2019年に「ヤマハレディースオープン葛城」を制し、ツアー30人目になる生涯獲得賞金5億円を突破し、26位になっている。 LPGA ツアー優勝回数は13回。2019年11月からリシャール・ミルの RM 037オートマティックモデルをプレー中に着用して活躍しており、今年から正式に日本の新しいリシャール・ミル ファミリーになった。

成田選手は「リシャール・ミルのファミリーとなれて、たいへん光栄です。以前から、チャリティーに協力していきたいという強い思いもありました。憧れだったリシャール・ミルの時計は、私にとって良いプレッシャーになっています。これからも、時計に恥じないよう、ゴルファーとしても、人間としても成長していきたいです」と、喜びを隠せなかった。

そしてもう一つ、「リシャールミルジャパン基金チャレンジプロジェクト2020」についての概要が発表され、成田選手のほかに、ゴルファーの青木瀬令奈選手とプロスノーボーダーの竹内智香選手も加わって、川﨑社長とのトークショーも行われた。リシャールミルジャパンでは2011年の東日本大震災復興支援チャリティーの開始以来、ラグジュアリーブランドには助けを必要とする方々への支援を積極的に行う使命があるという考えのもとに、国内外複数の団体へ寄付をしてきた。そして2018年より「リシャールミルジャパン基金」を発足し、2020年度も寄付活動を継続する。これまで3.7億円の寄付が集まり、今年も昨年と同様に1億円程度の寄付が予定されている。今年は例年の寄付に加えてプロゴルファーの青木瀬令奈選手が発案した、新しい寄付設定されることになったのである。プロゴルファーの宮里優作選手、青木瀬令奈選手、成田美寿々選手に対しては、国内外レギュラーツアーの1バーディ獲得ごとに1万円がカウントされ、プロスノーボーダーの竹内智香選手には、2022年の冬季世界大会の出場が決定した際には500万円をカウントするということだ。当日会場には来ていなかったがプロドライバーの中野信治選には、ピレリ耐久シリーズでの公式戦1位から3位獲得ごとに50万円カウント、そして、松下信治選に手は、 F 2の公式戦1位から3位獲得ごとに30万円カウント、中野信治監督率いるチーム無限にも、公式戦1位から3位獲得ごとに10万円となり、選手のやる気が起きるような寄付が設定された。ゴルフでは、3人の選手合わせて、1,000万円バーディを目指すという。また、さらに、会場でのサプライズとして、ホールインワンには100万円が設定されることになった。

RM 67-02 オートマティック フェルナンド・アロンソ(参考価格 1,690万円・税別)

これに対して川﨑社長は「選手からこのような提案があって、とても嬉しかったです。リシャール・ミルのファミリーに入ることで、スポーツの垣根を越えて多種目の選手と交流ができ、仲良くなって色々なアイデアを出していけるのは、うちのファミリーならではだと思います」とコメントした。集められた寄付金は、東日本大震災での東北地方での教育活動の普及に貢献している認定 NPO 法人のカタリバへ全額寄付を行う予定だ。

またチャリティーオークションが今年も開催され、今回は RM 67-02のフェルナンド・アロンソ プロトタイプが1点出品される。こちらは1本が本人所有、もう1本がこのオークション出品となる、貴重なものだ。アロンソ氏の出身地である、スペインの国旗色がモチーフとしてあしらわれている。オークションに参加するには、4月15日から6月15日の間で、リシャールミル銀座あるいは大阪の店頭か FAX での申し込みが必要となる。今回の発表会では、リシャール・ミルの社会貢献に対する哲学が感じられた。このような素晴らしい取り組みが、今後も続いて行くことを願ってやまない。

http://www.richardmille.jp

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