なぜアルファロメオをプジョー顔に? カスターニャ ミラノが放つジュリア クアドリフォリオの異形カブリオレ

アルファ ロメオ ジュリア クアドリフォリオが、大胆不敵な2シーターカブリオレへと姿を変えた。手掛けたのは名門カスターニャ ミラノ。だがフロントを見れば誰もがプジョー 308の幻影を見るはずだ。カーボンを惜しみなく投入し、大幅な軽量化を謳うこのワンオフ計画。果たして巨額の資金を投じる熱狂的アルフィスタは現れるのか。

カスターニャ ミラノが、ワンオフのクアドリフォリオ カブリオレの計画を発表した。

これは、かつて誰も見たことのないアルファ ロメオ ジュリア クアドリフォリオの姿である。もっとも、イタリアの名門コーチビルダーであるカスターニャ ミラノが、レンダリング画像を現実に変えるだけの十分な資金力を持つ「真のアルフィスタ」を見つけ出すことができれば、の話だが。

ご覧の通り、これは過激なアルファ製サルーンを2シーターのカブリオレへと仕立て直す「ワンオフ コーチビルド スペシャル」の計画だ。実にたいしたものだが、フロント周りにはプジョー 308の気配が色濃く漂っている。一度そう見えてしまったら、もうプジョーにしか見えなくなるはずだ。

フランス車然とした雰囲気を醸し出している元凶は、フロントにあるあの牙のようなデイタイムランニングライト(DRL)だが、それ以外の顔つきは悪くない。ランボルギーニ風のY字形状がブレーキ冷却ダクトを形成し、ヘッドライトを半分覆い隠すようにデザインされている。さらに、ジュリアのフロントシートは標準位置から330mmも後退させられた。その結果、標準より40mm低く、中央に巨大なむき出しのカーボンが鎮座する、正真正銘のロングノーズが誕生した。

フロントおよびリアのトレッドはジュリア GTAmに合わせてワイド化され、このカスタムカブリオレにはワイドフェンダーが与えられた。車体後部をぐるりと囲みリアライトを内包する削り出しのベルトラインも特徴的だ。リアには端正なディフューザーと、アクティブスポイラーまで装備される。

カスターニャ ミラノによれば、ボディワークはすべてカーボンファイバーで製作され、インテリアにはウッドトリムと2種類の異なるレザーがあしらわれるという。全周のガラス類も新設計され、グランツーリスモの精神に則り、ファブリックルーフを折りたたんだ状態でも623Lものトランク容量を確保している。実用性も申し分ない。

さらに完成時の車両重量はわずか1,420kgに留まると主張している。もちろん心臓部には、クアドリフォリオ標準の2.9L V6ツインターボがそのまま搭載される。ただし、より高効率なクルージングを実現するために、ファイナルドライブはハイギアード化(ロングレシオ化)されると約束されている。

「このカスターニャ ジュリアはマニフェスト(意思表明)でもある」とコーチビルダーは語る。「今日、あらゆる自動車メーカーが自前のパーソナライゼーション部門を抱え、社内のデザインセンターによってブランドイメージは神経質に囲い込まれている。かつて何十年にもわたり名車を自動車メーカーへともたらしてきた、独立系コーチビルダーによる自由な探求の余地は、今どこに残されているというのか?」

このクアドリフォリオ カブリオレが、現実に作り出すに値する傑作だと信じる者は、果たして存在するだろうか。

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海外の反応

「サムネを見て完全に新型プジョー 308のオープンモデルかと思った」
↑「牙のようなデイタイムライトのせいでステランティスの共通部品を使わされたようにしか見えないよな」
「屋根を切り落としてボディを補強したはずなのに1420kgって本当に達成できるのか」
「オープン状態でトランク容量623Lは物理的に信じがたい数値だな」
「フロントシートを33cmも後ろに下げたらもはや後席に座って運転しているような感覚だろう」

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